2014年12月30日火曜日

表現の自由とテロが起きた時の責任

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2014年12月30日「表現の自由とテロが起きた時の責任」

2014年12月29日月曜日

ナショナリズムと表現の自由

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2014年12月29日「ナショナリズムと表現の自由」

2014年12月28日日曜日

この世界を危うい方に向かわせる者たち

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2014年12月28日「この世界を危うい方に向かわせる者たち」

2014年12月27日土曜日

真に規範意識が高いなら

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2014年12月27日「真に規範意識が高いのなら」


『日本は治安がいい。それは国民の規範意識が高いからだ』そういう趣旨の話を見聞きすることがあります。僕は日本のことしか知りませんが、世界の多くの国と比べて、治安がいいことは確かなのだろうと思います。外国と比べると、国民の規範意識が高いのだろうと思います。ただ真に規範意識が高いならば、安価なものでも、他人の物を盗むことはしないと思います。また真に規範意識が高いならば、『誰も見ていなから』とか『小さいことだから』と法や道徳や倫理に背くことはしないと思います。


2014年12月26日金曜日

点数シールがない

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2014年12月26日「点数シールがない」



会計の時、店員さんがレジの下から何やら取り出しました。スイーツに貼る点数シールでした。このコンビニではスイーツに点数シールが貼られていて、それを集めて応募すると、景品が当たる企画を行っていました。そのシールを、レジで会計する時に貼ったのです。このような点数シールが剥がされるという話を聞いたことがありますが、その対策なのだろうと思います。

2014年12月25日木曜日

今年のクリスマスソング

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2014年12月25日「今年のクリスマスソング」


匂いは記憶に結びつきやすい感覚だと聞きます。『懐かしい匂いがした』と感じることは、誰でも何度となくあるのではないかと思います。『あれ、この匂いなんだっけ。懐かしいな』と記憶をたどり、『ああ、あの匂いだ。そう言えばあの時もこの匂いを嗅いだっけ』と、匂いにまつわる出来事や、その匂いが漂っていた頃を思い出すことも多いと思います。ただ具体的なことを思い出せないものの、匂いに“懐かしさ”を感じることも、稀ではないと思います。

 

2014年12月23日火曜日

何歳までサンタクロースを信じていました?


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2014年12月23日「何歳までサンタクロースを信じていました?」



「少尉は何歳くらいまで、サンタクロースを信じてました?」
「俺はサンタを信じたことなんてない。父親が現実主義者でね。クリスマスには人並みに騒いだが、プレゼントは買ってくるものだって知っていた」

「ボクも子供のころはサンタなんて信じていませんでしたよ。オフクロがベビーシッターで稼いできた金は、みんなオヤジのドラッグと酒に消えちゃってましたから。でもボクは今、サンタを信じていますよ。今年もサンタはきっとプレゼントを運んできてくれます」

2014年12月22日月曜日

国会議員は”国民の代表者”か、”地域の代表者”か

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2014年12月22日「国会議員は”国民の代表者”か、”地域の代表者”か」


せっかく二つの議会があるのですから、役割を明確に分ければ、「参議院などいらない」とはいわれないと思います。極端な案を書きます。『衆議院は、あくまでも“国民の代表者”である議員が国政に携わる議会と明確に定める。原則的に選挙区のない、完全比例代表制に近い選挙制度。議員定数400~450人』。『参議院は、地域から選ばれた議員が“地域の代表者”として国政に携わる議会と明確に定める。中選挙区制で、一票の格差は最大限容認される。議員定数は200人程度』

2014年12月21日日曜日

政治が難しい時代

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2014年12月21日「政治が難しい時代」


政治が難しい時代だと思います。成熟した社会は個人を尊重するようになったと思います。しかし個人の権利や、個人の利害は対立するものだと思います。政治家が、国民の対立を、国民に代わって、国会という場で行う、それが民主的な政治だと考えれば、これからの政治は難しくなるばかりだと思います。必要なのは、政治家の質を高めることと、政治の体制を時代に合わせて変えることだと思います。

2014年12月20日土曜日

議員定数の根拠


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2014年12月20日「議員定数の根拠」


議員定数の削減は、選挙制度と合わせて考えなければならないと思います。おのずと一票の格差問題も関わってきます。そして二院制のあり方がなど、国会の体制についても合わせて考えるべき事柄だと思います。選挙の時だけ、“身を切るべき”と議員定数削減だけを振りかざしても、有権者は誰も本気にしないと思います。ただ単なる大衆迎合に過ぎないと見なすだけだと思います。


2014年12月19日金曜日

選挙の時だけ騒ぎ立てても

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2014年12月19日「選挙の時だけ騒ぎ立てても」



議員定数を削減すると、『多様な民意を反映しにくくなる』『立法府自らの権限低下につながる』『中小政党が議員を出せない常任委員会などが増える恐れがある』という主張があります。それらは選挙制度など、議員数以外の要素も関わることだと思います。議員定数削減を反対する根拠としては弱いと感じます。議員を増やしても起こり得ると思います。そのため『しにくくなる』『つながる』『恐れがある』と表現しているのだと思います。

2014年12月18日木曜日

拷問

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2014年12月18日「拷問」

2014年12月16日火曜日

サンタクロースは本当にいるの? part7

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2014年12月16日「サンタクロースは本当にいるの? part7」



「サンタさんは本当にいるよ。ぼくが眠ったふりをしていたら、赤い服を着たおじいさんが入ってきて、プレゼントを置いたんだ」
「違うよ。サンタはサンタの国にいて、世界中に魔法を飛ばすんだ」
「違うよ。サンタクロースはクリスマスイブの夜だけじゃ、世界中をまわりきれないから、何日か前に、お父さんにプレゼントを預けておいてくれるんだよ」

2014年12月15日月曜日

不支持ではない

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2014年12月15日「不支持ではない」


今回の選挙では、自公を“支持”する人が多かったわけではないと思います。“不支持”する人が少なかったのだと思います。というより“不支持ではない”という人が多かったのだと思います。その政権が三分の二の議席を有し、これから不人気の政策をいくつもやっていくとなると、語弊があるかもしれませんが、それはそれでとても興味深いと思います。

2014年12月14日日曜日

アメリカ最大の危険因子

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2014年12月14日「アメリカ最大の危険因子」

2014年12月13日土曜日

アメリカの病巣

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2014年12月13日「アメリカの病巣」

2014年12月12日金曜日

ハロウィンとコスプレ

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2014年12月12日「ハロウィンとコスプレ」


『コスプレって楽しそうだよな。でもやっぱりマニアの人たちの楽しみだよな。ちょっと軽くやってみようかってわけにいかないよ。でももし、そんな機会っていうか場があったら、僕らも楽しめるのに』
 ハロウィンはその場を、与えてくれたのだと思います。

『コスプレマニアでなくても、凝ったものでなくても、手軽にコスプレを楽しめるよ。だってハロウィンだもの』

ハロウィン、クリスマス、バレンタイン、恵方巻

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2014年12月11日「ハロウィン、クリスマス、バレンタイン、恵方巻」



「日本でもハロウィンをやろうよ」20年ほど前から耳にしていました。ここへきて盛り上がってきたわけを考えます。



2014年12月9日火曜日

論理はあまりにも脆く、意地はあまりにも固い

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2014年12月9日「論理はあまりにも脆く、意地はあまりにも固い」



軽減税率は低所得者対策として不十分だと思います。新聞をこれからの日本に存続させる施策としても、効果的ではないと思います。それでも推し進められているのは、固定観念や、惰性や、面子や、自己満足によるのだと思います。ただ人間社会では、それらによって進められていることを止めることが本当に難しいと思います。新聞業界はここへきて引き締めにかかってきた感があります。論理は簡単に論破出来そうです。ただ意地は本当に固いと感じます。まさに岩盤だと感じます。

2014年12月8日月曜日

有権者の戦略

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2014年12月8日「有権者の戦略」



首相は、自分が進める政策の多くが途中の状態で、衆議院を解散した感があります。途中ということは、選挙の結果によって、変えられる可能性があると思います。今回の選挙は、政治を大きく混乱させずに、与党と首相に歯止めをかけるチャンスだと思います。そのために投票することが重要だと思います。そしてそれに匹敵するくらい、有権者による選挙活動が大切にだと思います。その有権者の選挙運動には、戦略性が必要だと思います。

2014年12月7日日曜日

後の祭りのデモより、来週の投票

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2014年12月7日「後の祭りのデモより、来週の投票」


今回の衆院選は自民党の圧勝が予想されています。その予想通りになると、原発再稼働も、集団的自衛権の行使容認も、一気に進む可能性が高くなると思います。政策が決まったあとでデモをしても、政策を変えることは難しいと思います。今回の選挙で与党の議席を減らすほうが、政策に与える影響は大きいと思います。このチャンスをみすみす逃し、政策が決まってからデモをしても、“あとの祭り”だと思います。それよりも、来週の投票の方が政策を変える力があると思います。

2014年12月6日土曜日

野党の戦略

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2014年12月6日「野党の戦略」

与党が優勢のようです。解散した首相の思う壺と言った感があります。
積極的に支持しているわけではないものの『与党以外に投票する理由がない』という雰囲気を感じます。
野党は大胆な戦略を仕掛けるしかないような気がします。与党は攻撃を受ける材料を抱えていると思います。

せっかくですからそこを攻めるべきだと思います。ただそれには戦略が必要だと思います。

2014年12月5日金曜日

政治家の真の信念

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2014年12月3日「政治家の真の信念」


「国にとっていい政策だ」本当にそう信じてゴリ押ししているの? 政治家個人の面子のために意固地になっているんじゃないの? 政党の存在感のために向きになっているんじゃないの? 政治家の真の信念ってなに? 政治家の真の志ってなに? 軽減税率を強引に推し進めるのは、政治家の真の信念によるものなの? 本当に心からそういえるの?

2014年12月3日水曜日

マスコミの真のプライド

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2014年12月3日「マスコミの真のプライド」

軽減税率は“税負担感”をやわらげると思います。しかし現役世代の“税負担”は重くなると思います。マスコミの現役世代は、ずっと一生懸命、軽減税率のよさを啓蒙してきました。なんのため? 偉い人の面子と自己満足のため? 自分たちが負うものはなに?

2014年12月2日火曜日

二大政党制に見切りをつけるとき

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2014年12月2日「二大政党制に見切りをつけるとき」

現代社会と二大政党制について、個人的に考えたことや感じたことを書いています。


2014年12月1日月曜日

泥沼の行程

すみません。諸般の事情により、エムズ日記は電子書籍で販売する形にすることにしました。

パブー http://p.booklog.jp/

ここで「エムズ日記」で検索すると、多分買えるのだろうと思います。

2014年12月1日のタイトルは「泥沼の行程」です。

中東で内戦が起きている国に関して、個人的に考えたことや感じたことを書いています。

ただ有料ですけど大したことは書いていませんので、あらかじめご了承ください。

2014年11月29日土曜日

自分に出来ること

 人間にとって“怒り”は強い感情だと思います。
 怒りの感情は抑えても、滲み出ることがあると思います。
 ここ数日、政治家が選挙公約を発表していますが、公明党の代表が軽減税率に触れたとき、そうだった感があります。
 あの時は、怒りがにじみ出ているというよりも、感情的になっていることを悟られまいと、平静に見えるように意識していたことが、表情や態度などに表れていたと思います。

 ここでは何度か公明党を批判しています。僕は軽減税率の導入に反対しているからです。
 公明党の、軽減税率導入に対する姿勢や取り組み方について、問題があると思うのです。
 ただ他のことで、公明党を批判したことはなかったと思います。
 軽減税率の反対意見を書いたとき、公明党の選挙姿勢に対して嫌味を書いたことが一度ありますが、それだけだと思います。
 
 公明党には、かねてから批判的な人がいて、誹謗中傷を受けることがあるようですが、僕はそのようなことはしていませんし、するつもりはありません。
軽減税率には反対します。その導入にむけた姿勢に対しては批判します。他の政策でも反対だと考えることがあれば、それについて批判することもあると思います。
しかし政策以外の事柄を、誹謗中傷するつもりはありません。
 ただ公明党の軽減税率導入に対するやり方は、多くの問題があると思います。それは批判しますし、批判されるべきだと思います。
 
 今の公明党は、軽減税率の利点や不利点をまったく論ぜず、とにかく推し進めてしまおうというやり方をしているように見られます。
『軽減税率が国民のためにならない。むしろ国民を苦しめることになりかねない』
そういう意見に、論理的に反論できないからだと感じます。
『国民のためになろうが、なるまいが、やるといったからには絶対にやるのだ』
そういう意思を感じられます。
そのような政策の進め方は、政治家として、やってはいけないと思います。

また人間は、批判されると怒りの感情を抱き、それが思考と行動を先導するものだと思います。
さらに人間は誰でも権力を持つと、傲慢になるものだと思います。
『一部の一般人が批判したところで、力をもつ政治家がやるといったら、やれるのだ』
おそらく僕自身なんからの権力を得たら、同じような心理状態になり、同じような思考や行動をすることと思います。

また人間社会には、様々なつながりがあります。組織や集団がやるという方向に動くとそれを止めるのは容易ではないと思います。
組織や集団の中で、少なくない人達がもうやめるべきだと考えていたとしても、止めるのは難しいことがあると思います。

軽減税率は、新聞業界を中心としたマスコミが導入を進めています。
軽減税率は本来、新聞業界を優遇するための制度だという意味合いが強かったからだと思います。
ただこれからの日本では、その効果は低いと思います。むしろ逆効果にもなり得ると思います。

しかし新聞業界を含めたマスコミも、大きな組織によって出来ています。
またかねてから、マスコミは一種の権力を持っているといわれています。
『わずかな人間が反対しようと、新聞やマスコミがやるべきと言えばやれるのだ』
 そのような驕りは、軽減税率に限ったことではなく、時々感じられることだと思います。

 ただ新聞記者やマスコミ関係者のなかにも、本心では軽減税率に反対だという人が増えているようです。
 また政治家のなかにも、本心では軽減税率は国民のためにならないと考えている人が多いようです。
 有識者や経済学者は、以前から軽減税率の導入に反対している人が多いようです。
 しかしその人たちの多くが、人間性や社会性から『軽減税率の導入には反対だ』とは言えないようです。

こうして考えると、政治家もマスコミ関係者も、本心から軽減税率の導入を推し進めている人は、実は少ないのではないかと思います。
 つまり軽減税率は、一部の人の利益や、一部の偉い人の傲慢や、一部の権力者の面子などで、強引に導入されようとしているように感じます。
 そして“一部の人”ではない多くの政治家や、マスコミ関係の人たちが、それを受け入れている、あるいは受け入れざるを得ないと考えているように感じます。
『仕方ないさ。社会とはそういうものだよ。それに軽減税率が国民のためにならないっていっても、国が滅んでしまうわけでもないだろ』

 僕は軽減税率に反対ですので、どうしても“悪い点”を強く認識していると思います。
 また税制度は、社会情勢や経済状況などによって影響は違うものだと思います。
 それを前提としていうのですが、軽減税率は思いのほか国民に大きなダメージを与える可能性があると思います
『仕方ないさ』と言って導入するには、将来“負の部分”があまりにも大きくなりかねないと思うのです。

 消費税は、広く浅く税負担を求める制度だと思います。
 これは世代の人口差があるときに、その有効性が高くなると思います。
 特に高齢者が多く現役世代が少ない社会では、すべての世代から等しく税を徴収する制度はとても有効だと思います。
 現役世代に負担が集まることを、やわらげるからです。
 
 軽減税率を導入すると、消費税の税収が下がります。
 その分を別の財源で賄うとなると、やはり現役世代の負担を重くせざるをえないと思います。
 また日本はかねてから、政治的に消費税をあげることが難しかったと思います。
 それが今回、10%への増税を先送りしたことで、難しさの度合いが格段に高くなったと思います。
 消費税は10%でも到底足りないという声も聞きますが、それ以上の税率にすることは、まさに至難だと思います。
 
 そうなると軽減税率を導入しても、標準税率を上げることは相当に難しいと思います。
 消費税10%の税収は確保しておくべきだと思いますが、軽減税率を導入するとそれが減ります。
 標準税率が上げらえないとなると、他の税を重くすることになります。
 しかし人口減少が進む社会では、“他の税”を負う人も少なくなると思います。
 人が少ないのですから、負担は大きくなると思います。

しかもそんな状況でも、景気の影響などを理由にして減税などが行われることあります。
そうなると政治家は、どうしても国債に頼るのではないかと思います。頼らざるを得なくなると思います。
 日本の財政はどんどん悪い方に向かいかねないと思います。
 軽減税率は、『世代人口差がある社会、殊に少子高齢化社会で有効』という点を弱める制度だと思います。

 また消費税は、景気に左右されにくい財源だと思います。
 それは景気が悪くても、人は買い物をするからです。しかし景気が悪ければ、贅沢品は買い控えられます。
 消費税が景気に左右されにくいのは、生活必需品に税金がかかっているからだと思います。
軽減税率は、『景気に左右されない』という利点を弱める制度だと思います。

そのように考えると、軽減税率は将来の国民に思いのほか大きなダメージを与えかねないと思います。
その大きなダメージを被るのは、現在軽減税率の導入を強引に推し進めている“一部の偉い人たち”ではないと思います。
僕たちであり、僕たちより若い世代だと思います。
『仕方ないさ』と導入されてもいい制度ではないと思います。

しかし軽減税率の導入を止めるのは、本当に難しいと思います。
政治家も有識者もマスコミ関係者も、反対しない、また反対するわけにはいかないからです。
反対できるのは、一個人としてだけだと思います。
そして一個人が出来ることは、あまりにも小さいと思います。
軽減税率は、政治家になっても止められないと思います。
軽減税率は、言論機関に入っても止められないと思います。
組織に属しているからには黙っているしかないこともあると思います。
軽減税率を止めるために出来ることは、一個人としてやれることだけだと思います。
それだけで軽減税率の導入を止めることは、本当に難しいと思います。

特定の人物ではありませんが、今回の選挙の後、そして軽減税率が導入された後、勝ち誇って高笑いする人の姿の空想が浮かんできます。
『どうだ! 俺様のような大物政治家がその気になれば、論理などなくても、やるといったことはやれるんだよ! 国民のためにならなくても、やるといったらやるんだ! 俺様ならやれるんだ! 思い知ったか !』
『わずかな人間が正論を振りかざしたところで、マスコミにかなうはずがないだろうが! 俺様のようなマスコミの重鎮が本気になれば、そんなもの簡単に握りつぶせるんだ! 俺様たちマスコミこそが正義なんだ! マスコミは権力なんだ! 思い知ったか!』

 軽減税率は導入されるかもしれません。
 しかしやはり軽減税率は、今おおくの人が認識している以上に、国のためにも、国民のためにもならないと思います。
その痛手を引き受けるのは、僕たちであり、僕たちより若い世代だと思います。
 そんな軽減税率を導入するべきではないと思います。
 しかし出来ることはあまりにも小さいと思います。

 それでも、組織人としてではなく、一個人として、一国民として、出来ることをするしかないと思います。

2014年11月28日金曜日

見通しが甘くなる行程

“自分に都合のいいように解釈した。自分が好ましいように判断していた”
 誰でもあることだと思います。
その時点で、それを自覚している場合もあれば、無意識にやっていることもあると思います。
ただ個人的な思い入れが強い事柄は、自分が欲するような判断をしてしまいがちだと思います。

また組織のなかでは、上の人が好む状況分析結果を示してしまうこともあります。
それは意識的な場合もあると思います。
『本当はこの分析は違うんだけどなあ。でもこう書くしかないんだよな』
 組織の権力構造によっては、否定的な分析をすることが許されないことがあるものです。
 また集団の内部で、否定的な報告をしてはならない雰囲気が出来ることもあります。

そうではなく、無自覚に上の人に好まれる分析結果をだすこともあると思います。
人間は、自分にとって都合がいいように解釈する心理が作用していると思います。
上の人が喜ぶ報告を上げることは、自分にとって都合がいいものです。

また、一つ事柄に複数の人間が当たる場合、全員が同じ心理状態になることがあります。
特に事態が好ましい方向に向かっていると見えるとき、そのプロジェクトに当たるメンバー全員が、状況を好ましいように解釈してしまうことがあると思います。
しかしそれは客観的な分析ではないことがあると思います。
しかし当事者はそれに気づかないものだと思います。

現場の人間が自分の都合のいいような分析をしたり、上の人を喜ばせる判断をしたりし、その報告を受けた者が上にあげる段階で同じことをし、一番上に報告が届くときには、その人を喜ばせるものになっていることがあります。
一番上に立つ者は、下からの報告をさらに好ましいように解釈することがあると思います。
 その一番上に立つものが政治家である場合、自分の好ましい状況判断を、大々的に示そうとすることがあると思います。
 
つまり、報告が上がってくる段階で、一番偉い政治家を喜ばせる内容に寄っていき、それを受けた一番偉い人は、さらに自分に好ましいように解釈し、それをさらに膨らませて、公表することがあると思います。
 常にそうなるわけではありませんが、組織が大きなことを進めるとき、時々そのようなことが起こると思います。
 ただ、一番上に立つ人物が、個人的な思い入れをもっている事柄に関して、そのようなことが起こりやすいような気がします。
 
 しかしそれが“見通しの甘さ”になるのだと思います。
 首相の政策を見ると、その多くが当てはまるように思います。
 経済政策を見ても、全否定は出来ませんが、もろ手をあげて称賛されるものではないと思います。“見通しの甘さ”が感じられます。
 首相が個人的な思い入れを抱いている事柄に次々と急いで手を付けたものの、その多くが、まとまっていないように見えます。
 そのなかには、明らかに失敗したことがあると思います。
 その行程には、意識的な部分もあれば、無意識も介在していると思います。
ただ“見通しの甘さ”が感じられます。

北朝鮮の拉致問題に関しては、明らかに失敗だと感じます。夏の終わりといっていた一回目の報告が、冬が訪れようとしている今になっても一切ないのでは、日本側はなにも得られていないということになります。
ただ単に、独自制裁を緩めてあげただけということになります。
 しかも調査中だといわれれば、再び制裁と課すわけにいかないと思います。
ましてこれから衆院選があるのですから、年内に進展しない可能性が非常に高いと思います。
政治家は選挙で、拉致問題どころではないだろうと思います。

北朝鮮から見れば、何もしないのに制裁を解除してもらったのですから“いいことずくめ”ということになります。
しかも調査中だと言い続ければ、これから再び制裁を課せられることもないということになります。
もし日本が独自政策を再開するであれば、もう調査はしないといってくると思います。
それでは、日本国内でも制裁を再開することに賛否が分かれると思います。
やがて日本は、制裁を解除したことなど忘れてしまうだろうと思います。
北朝鮮の完全勝利といえる形です。

拉致紋団を最重要課題だといい、行動を起こしたものの、その結果は北朝鮮を喜ばせただけだったということになります。
明らかに失敗したということです。
事態は継続中だという状況で膠着することは、まさに北朝鮮を利するだけということです。
しかし日本にしてみれば、継続中という形にしておけば、失敗を認めなくて済むことになります。
『まだ結果が出たわけではない。失敗ではない。引き続き取り組んでいく』
日本がそうして国内の批判をかわしているのは、北朝鮮にとって好都合だと思います。

このように失敗が明らかであるにも関わらず、多くの日本国民もそう認識していないと感じます。
国民のなかにも、失敗だと認めたくない心理があるからだと思います。
これからも「失敗だ」と指摘されることはないだろうと思います。

実質的に“何も得られず、ただ単に制裁を解除してあげただけ”なのですが、それに気づかぬまま、いずれ誰もが忘れてしまうのだろうと思います。