2015年2月28日土曜日

当事者

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2015年2月 28日「当事者」

概要

『ロシアは当事者ではない』『話し合いが必要だ』ウクライナ情勢に関して、ロシアはそのような趣旨の発言をすることがあります。
 確かにドネツク州とルガンスク州がウクライナからの分離独立を求めるのであれば、“当事者”は“ウクライナ中央政府”と、“ドネツクとルガンスクの両地方政府”となると思います。あるいは分離独立を訴えている住民たちだと思います。それが組織化されていれば、その代表とウクライナ政府が話しあいをするべきだと思います。
 現在ドネツク州とルガンスク州は、「人民共和国」を名乗っているのですから、何かしら統治する機構が存在しているのだろうと思われます。
 本来ならば、その機構とウクライナ中央政府が、分離独立に関して話しあいをするべきだと思います。
 政治的な交渉なくして戦闘の終結はないと思います。“停戦”ではなく、“終結”が必要なはずです。しかしドネツク州とルガンスク州には政治的な交渉をする能力がないように見られます。それは、荒くれ者に武器を与えて送り込み、結果的に政治的な能力のない者たちに権力まで与えてしまったロシアに責任があると思います。そしてロシアでも、それを自覚している人がいるように見られます。


2015年2月27日金曜日

ほぼ袋小路

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2015年2月 27日「ほぼ袋小路」


概要
“戦後70年の首相談話”は非常に難しいと思います。どのような内容であれ、日本にとってマイナスにしかならないような気がします。
今の首相が“戦後70年談話”を出すとなったら、隣の国は反発し、批判や抗議を発し、日本との関係はまた良くない方に向かう可能性が高いと思います。
近年、少しずつ関係改善に兆しが漂ってきた感がありますが、それが吹き飛ばされかねないと思います。
 しかしだからと言って、隣の国から一切批判を受けないような内容の談話を出せば、首相の支持者や、50年談話に否定的な考えを持つ人たちから非難されると思います。
 また、首相が神社を参拝した時を思い起こすと、隣の国はもとより同盟を組む大国をはじめ世界中から批判をあびたと思います。
あのときは神社参拝に賛成する人たちも、タイミングなどについて非難する声が上がったと思います。
“戦後70年談話”もそうなる可能性を秘めていると思います。
しかし国内外にどのような反応が表れるのか、談話を出すまえに予想することは難しいと思います。神社の参拝した時も、世界各国の反応があれほど大きくなるとは予測出来ていなかったと思います。つまり談話の内容を決めるのは、非常に難しいということです。
それにしても昨今の内外の状況を鑑みると、“戦後70年首相談話”を出せば、どこかに波風がたつことは避けられない、それは予測できると思います。

2015年2月26日木曜日

意向調査と意思決定

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2015年2月 26日「意向調査と意思決定」

概要
人間は持論に対する反対されると、心理的に反撥するものだと思います。そしてさら持論に固執し、反対意見に反撥し、持論を強化しようとするものだと思います。
 その時に怒りの感情を抱きやすいと思います。怒りの感情には、攻撃性が伴うことが多いと思います。意見対立は冷静で論理的な思考を基にしているというより、感情によって激化し深まるものだと思います。それを自覚していない人も多いと思います。
現代は多くの人が主張や意見を発信しています。持論に固執した意見や、他論を強く反対する意見を見聞きする機会が多いと思います。
そのため現代は、意見対立が深まりやすく、激化する傾向があるような気がします。そうなると住民投票が有効な手段になる場合もあると思います。
日本で行われている住民投票の多くは、“強制力はないが結果を尊重する”という、いわゆる意向調査だと思います。住民の意向を明確にすることで政策の方向性を決められるので、一定の意味はあると思います。
また「住民投票」と呼ぶ方ことで重要だと感じられ、投票率の向上に繋がり、結果を尊重する圧力にもなり得ると思います。

ただその反面、“住民投票が意思決定である”という誤解を与えかねないと思います。あくまでも意向調査であり結果通りにならなかった場合、対立がさらに激化する可能性があると思います。

2015年2月24日火曜日

自縄自縛の政党

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2015年2月 24日「自縄自縛の政党」

概要

宗教団体にとって人口減少は、信者数の減少に直接的に繋がると思います。また高齢化社会では、宗教団体の信者も高齢化すると思います。
政党の支持母体である宗教団体の信者は、生活基盤を持っている人の方が多いのではないかと思います。困窮しながらも熱心に信仰している人もいるかもしれませんが、信者ぜんたいから見ると多くはないのではないかと思います。
これからはその信者も高齢者が増えると思います。その人たちの生活基盤が安定することは、信者数を維持することに繋がると思います。またその人たちが健康で長生きしてくれれば、信者の減少を抑えることになると思います。
人口減少と高齢化が進むなかで宗教団体の信者数を維持するには、安定した社会保障が不可欠だと思います。
しかしそのためには現役世代の負担を重くならざるを得ないと思います。ただあまり現役世代の負担が重くなると、新たに入信する人が減る可能性があると思います。
消費税は景気に左右されにくく、現役世代の負担集中を抑える利点があり、それゆえ安定した財源だと思います。

軽減税率は、そんな消費税を目減りさせると思います。それは、政党の支持母体である宗教団体の信者を減少させかねないと思います。

2015年2月23日月曜日

既得権益が消えた後でも

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2015年2月 23日「既得権益が消えた後でも」(「軽減税率を求める新聞協会声明」を論破しています) 


概要
軽減税率という制度から既得権益をなくすことは出来ないと思います。それは軽減税率に内在する大きな問題点だと思います。
“新聞業界に既得権益を与えるために、新聞を軽減税率の対象にしている”マスコミは認めたがりませんが、世界的な共通認識だと思います。
ただ今後、この既得権益は縮小していくと思います。
軽減税率は対商品が売れなければ、その業界に権益は発生しないと思います。
これからの日本では、軽減税率が対象になろうがなるまいが、新聞の売り上げは下がり続けると思います。インターネットの普及、人口減少、世帯数の減少など、売り上げ減の翁理由が、これらかも大きくなり続けると思われるからです。
軽減税率は一度導入すると、やめることは非常に難しいと思います。 新聞が売れなくなって新聞業界の既得権益が縮小、あるいは消え去った後もずっと、軽減税税率は消費税を目減りさせ続けていくと思います。

消費税は安定した財源であり、現役世代が少ない社会では有効であると思います。

2015年2月22日日曜日

短絡的思考

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2015年2月 22日「短絡的思考」


概要
軽減税率が導入されても、されなくても、宗教団体の機関紙の発行部数は下がりにくいと思います。
しかし軽減税率が導入されると、日本の宗教団体は信者が減る可能性があると思います。
軽減税率が導入されても、されなくても、食料品の売り上げが大きく下がることはないと思います。
しかし軽減税率が導入されると、対象外の商品の売り上げが落ちる可能性があると思います。
軽減税率が導入されても、されなくても、新聞の発行部数は下がり続けると思います。
軽減税率が導入されると、結果的に新聞の発行部数減少を加速させる可能性があると思います。
既得権益を得たからといって、“得”にならないこともあると思います。
しかしそれを、はじめから一切なにも考えないまま、“既得権益を得る”それ自体が目的化していることがあると思います。
軽減税率については、それに気付いている人もいると思います。

しかし『今さら引っ込みがつかない。得だろうが損だろうが、進めるしかない。たとえ国民のためにならず、我々のためにもならないとしても、もうここでやめましたというわけにはいかないんだ』と考えている人がいるように見えます。

2015年2月21日土曜日

我が強くなるのは

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2015年2月 21日「我が強くなるのは」

自負心が高く、自意識が強く、我が強く、自己主張が強い、昔から高齢者にはそんな傾向があると思います。現役だったころは、生き馬の目を抜くような時代で、誰もが自我が強くなり、それを表に出してきたのではないかと思います。
『そういう時代を生きて来たのだ』高齢者も社会全体もそれを認識しており、『高齢者とはそういうものなのだ』と、受け入れているように感じます。
ただ現役時代は他者との交わりが多く、そんな中で生活するには自己を抑制しなければならないことも少なくないと思います。
自我と自負心と自意識を強めながらも、同時にそれを抑制して来たのではないかと思います。
引退しても友人や近所との付き合いがあり、完全に社会との関わりがなくなっていない高齢者も少なくないと思います。しかし現役時代に比べると、他者や社会との関わりは薄らぐと思います。
自分と他者を比較する機会が少なくなり、他者の主張や意見を耳にする機会が減ると思います。

そのため自己に対する認識が強まりやすく、自己の主張を強める傾向があるような気がします。

2015年2月20日金曜日

プライドと詐欺被害

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2015年2月 20日「プライドと詐欺被害」

『これだけ報道されているのに、詐欺にあうのはバカだからさ』そう考えている高齢者が少なくないそうです。
このような発想は、高いプライドと強い自意識から来ていることが多いと思います。
『俺は詐欺になんて絶対に引っかからないさ。一瞬で見抜いてやるよ』
自分は絶対に騙されないと確信しているため、詐欺の被害にあう人が愚かに見えるのだと感じます。
高齢者が電話による詐欺の被害にあいやすいことには、様々な理由があると思います。その一つに高齢者はプライドが高く、自意識が強い傾向があるような気がします。
他者や社会との関わりが薄く、それが自己を際立たせる心理、つまり高いプライドや強い自意識に繋がることがあるような気がします。
またプライドが高いため、詐欺にあったことを表ざたにしなかったり、詐欺で奪われたお金を少しでも取り戻そうとしたりして、さらに詐欺にあう高齢者もいると聞きます。
しかしプライドが高く『自分は絶対に騙されない』と思いこんでいる人の考えを変えるのは、容易なことではないと思います。


2015年2月19日木曜日

「しば犬」「しばけん」「しばいぬ」、「×柴犬」?

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2015年2月 19日「「しば犬」「しばけん」「しばいぬ」、「×柴犬」?」

言葉は変化をしにくくなっている、そんな傾向が今の社会にはあるような気がします。情報が溢れていることが大きな要因だと思います。
今の社会では正しい言葉を容易に調べることが出来ますし、間違った言葉使いに対して、批判や非難、時に誹謗中傷が発せられることがあると思います。
以前、「大地震」の読み方について公共放送のサイトで確認したことがあります。「地震(ジシン)」が音読みであるため、その前に「大」を付ける場合、「ダイ」と読むのが原則だそうです。しかし「大地震」の場合、慣例的に「オージシン」と読まれているため、それが正しい読み方だとあります。
ただ平成8年に行った調査によると、8割近い人が「ダイジシン」と読んでいるとあります。
個人的な印象ですと、近年は「おおじしん」ばかりだと感じます。それが正しい読み方であることを多くの人が容易に知ることができ、正しい読み方で発信しているからだろうと思います。

あくまでも個人的な印象ですが、8割近い人が原則に沿った「だいじしん」と読むようになっていたのに、例外的な読み方である「おおじしん」に、わざわざ戻したという感があります。

2015年2月17日火曜日

宗教団体の思い込み

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2015年2月 17日「宗教団体の思い込み」

信者が買っている、あるいは買わなければならないため、宗教団体の機関紙は軽減税率の有無に関わらず発行部数が下がりにくいと思います。軽減税率が適用されたほうが、信者の経済的負担が軽くなり、それは即ち宗教団体にとって有益だと思います。
しかし軽減税率という制度そのものが、日本の宗教団体にとってマイナスになりかねないと思います。日本の宗教団体には、生活に困窮している信者は少なく、生活基盤が安定している人が多いと感じます。“お付き合い気分”の、あまりに熱心ではない信者もいると思います。
宗教団体にとって少子高齢化人口減少社会は、信者の減少と高齢化にもつながると思います。信者数を維持するには、現役世代の負担集中をやわらげつつ、安定した社会保障が必要だと思います。
軽減税率は安定した財源である消費税を目減りさせ、別の税制度を重くすることで現役世代の負担を重くする可能性があると思います。熱心ではない信者が離れ、“お付き合い気分”で入信する人が減る可能性があると思います。


2015年2月16日月曜日

カネとしがらみ、固定観念と固着観念、面子と意地、自負心と対抗心

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2015年2月 16日「カネとしがらみ、固定観念と固着観念、面子と意地、自負心と対抗心」


個人的に活字媒体が好きです。活字文化はなくなって欲しくないと思っていますし、なくすべきではないと考えています。
消費税が8%に上がった時、新聞の発行部数は下がったと聞きます。しかしそれほど大きな幅ではなかったとも聞きます。
新聞や書籍、公共放送による出版物、公共放送の受信契約者数、などが減少する要因は、インターネットの普及、人口減少、世帯数の減少などが大きいと思います。
その要因は、仮に軽減税率が導入されたとしても、大きくなり続けると思います。
人口減少社会では、消費意欲を冷え込ませないことが重要だと思います。人口減少はすなわち消費者の減少だからです。
現役世代の少ない少子高齢化社会では、安定した社会保障と、幅広い世代への負担分散は、消費意欲の安定につながると思います。

軽減税率は、既得権益のために、それを減じさせる制度だと思います。

2015年2月15日日曜日

本末転倒

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2015年2月 15日「本末転倒」


“既得権益を得る”それ自体が目的となり、それに執心し躍起になり、実際に業界にとって“得”になるのか、冷静かつ論理的に思考していないように見えます。
軽減税率という制度から、既得権益を切り離すことは不可能だと思います。軽減税率の問題点だと思います。
少子高齢化が進むこれからの日本では、消費者も高齢者が増えるということになると思います。すでに流通市場では、高齢者の消費に狙いを定めた動きもあるように見られます。
社会保障費をあまりに抑えると、高齢者の消費意欲を沈ませることになりかねないと思います。それが日本の景気を沈ませる要因になりかねないと思います。
しかし現役世代が少ない高齢化社会において、社会保障費を充実させるには現役世代の負担が重くならざるを得ないと思います。
現役世代の負担が重くなると、その世代の消費意欲を沈ませることになりかねないと思います。それが日本の景気を沈ませる要因になりかねないと思います。
軽減税率は、『景気に左右されない』『現役世代に税負担を集中させない』という消費税の利点を減じさせると思います。あらゆる業界にとって、それは“損”になると思います。

固定観念、金、しがらみ、面子、意地、プライド、対抗心、それらが冷静かつ論理的な思考の妨げになっているように見えます。

2015年2月14日土曜日

ギムチョコ廃止

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2015年2月 14日「ギムチョコ廃止」

『女性は奥ゆかしく、普段はなかなか自分から告白できない。でもバレンタインデーだけは、女性の方から告白してもいい』
僕が子供のころバレンタインデーは、そういう日だったという印象があります。“女性から告白する”それが主体であって、“チョコレート”は小道具というか、バレンタインデーの象徴のようなものだった感があります。
そのためバレンタインデーに女性が用意するチョコレートは、告白する男性の分だけだったと思います。想いをよせる男性がいない女性は、チョコレートを買う必要はなかったと思います。
“義理”でチョコレートをあげるという行為もなく、「義理チョコ」という言葉もなかったと思います。
告白する男性にだけチョコレートを上げるのが当たり前だったので、“本命チョコ”という概念もなかったような気がします。

2015年2月13日金曜日

自我の時代の愛国心

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2015年2月 13日「自我の時代の愛国心」

最近、「反日」という言葉を日本人に対して使っていることを見聞きすることが増えていると感じます。
『日本人でありながら、日本を批判している』『日本人でありながら、日本政府のやり方に反対している』それを批判し、非難する意味合いで使われているのだと思います。
ただ多くの場合、“ただの悪口”という印象があります。
「右翼」という言葉もそのように使われる傾向が見られますが、安易に括ることで、自分とは考え方の違う人を叩いているという印象を受けます。
“安易に括る”とは“レッテルを貼る”ことだと感じます。つまり、相手の主張や思想を、勝手に決めつけるということです。
“レッテルを貼る”多くの場合、論理的な批判になっていないと思います。

時に、論理的に批判することが出来ないため、“安易に括る”という攻撃法をつかっていることもあるような気がします。

2015年2月11日水曜日

教えるものではなく育むもの

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2015年2月 11日「教えるものではないく育むもの」

僕が小学生だった頃、学校で行う議論では、皆が“自分の考え”ではなく、“正しい意見”を発言していたと思います。
子供なりに“きれいごと”だとわかっていながら、学校ではそれをいうべきだと認識しており、皆それを実践していたと感じます。
それが当たり前でした。子供たちは皆、そういうものだと認識していたと思います。
議論することは思考を促すことがあると思います。“きれいごと”だと認識したうえで、それを口に出すことも、必要だと思います。
しかし道徳心や倫理観、良識や理性は、感性と深く関わっていると思います。感じることで育まれると思います。
先生が教えることも必要だと思います。しかし読んで感じることは、道徳教育ではとても大切だと思います。

2015年2月10日火曜日

あの日のテレビっ子

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2015年2月 10日「あの日のテレビっ子」


子供のころ、テレビがとても好きでした。1日のなかで、相当な時間、テレビを見ていたというか、テレビを付けていた気がします。
当時、テレビは一家に一台でした。それが一般的な時代だったのです。その一台のテレビがいつもついていたということは、親もテレビが好きだったのだと思います。
子供のころ、もしテレビが一切見られなくなったらと想像したことがありました。相当な苦痛だと思ったものです。
先日、地デジチューナーが故障してしまいました。すでに生産終了しており、部品がないとのことでしたので、代替品を有償交換することになりました。

それが届くまでの間、自室ではテレビが見られませんでした。それほど苦痛ではありませんでした。僕も大人になりましたので、子供の時は変わったのだと思います。またテレビ番組も変わったのだと思います。

2015年2月9日月曜日

色彩ゆたかな白黒

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2015年2月 9日「色彩ゆたかな白黒」

マンガ「サーキットの狼」に描かれていた“ディノ246”を、僕は青色をイメージして読んでいました。
この車をレース用に改良した“ディノレーシングスペシャル”は、深みがある黄色をイメージしていました。
正規の設定は、どちらも真紅です。表紙などカラーで描けれた絵を見たり、「真紅のディノレーシングスペシャルを駆る」などという台詞を読んだりすると、『そういえばこの車の色は真紅だった』とイメージを直していました。
しかし、どうしても違和感がありました。そこで、色のイメージを補正することをやめてしまいました。
『本当は真紅だけど、僕はこの車を青色として読むことにしよう』
白黒で描かれたマンガも、読んでいる子供たちの頭の中では、とても色彩がゆたかだという気がします。

むしろ白黒だからこそ、色のイメージが膨らむのかもしれません。

2015年2月8日日曜日

犯人に仕立て上げた

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2015年2月 8日「犯人に仕立て上げた」

他人のパソコンを遠隔操作して、脅迫や犯行予告をインターネットに投稿した事件の裁判で、懲役8年の実刑が言い渡されたそうです。
報道によると、被告は控訴しない意向で、刑が確定する見込みだといいます。
裁判では、「見ず知らずの第3者を犯人に仕立て上げるなど、サイバー犯罪のなかでも悪質な犯行だ」と厳しく指摘されたそうです。
まさにその通りだと思います。
ただこの事件では、警察官が自白を強要し、無実の人を犯罪者に仕立て上げたと聞きます。

その後、真犯人が犯行声明を出し、警察を嘲り、行動を起こしたため逮捕されました。しかし狡猾で慎重な犯人だったら、鳴りを潜めてしまい、捕まることはなかったかもしれません。

2015年2月7日土曜日

イメージと実態

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2015年2月 7日「イメージと実態」

テロの多くは、非武装民間人を狙ったものだと思います。そんなテロは、軍隊を相手にした戦闘とは大きく違っていると思います。
警察官が犠牲になることもありますが、テロの主な標的は武装していない民間人だと思います。
テロリストが、軍を相手しにした戦闘においても強いとは限らないと思います。
また民間人や捉えた捕虜など、無抵抗な状態で惨殺するのは、軍事力が強いことを表しているわけではないと思います。
無抵抗の人間に対して残虐なことは、軍隊を相手にした強さとにはあまり関係がないと思います。

映像はわかりやすく、人々の心理に入り込みやすいと思います。残虐に対して恐怖心を抱くと、強力だというイメージを抱くものだと思います。

2015年2月6日金曜日

地上戦は泥沼に

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2015年2月 6日「地上戦は泥沼に


中東は、西欧や米、露などの国が権益のために、あらゆる形で中東に介入し、それに翻弄され続けてきたと聞きます。
そして、それに反撥する動きが、テロという非人道的な形で表れたのは、武器と憎しみが溢れている地域だからかもしれません。
西洋的な考え方や価値観を押し付けられ、西洋の権益のために勝手に国境を定められた、それはイスラム過激派の行動原理の一つといえるような気がします。
仮に地上軍を派遣したとしても、過激派組織を壊滅することは出来ないと思います。そうなる前に、過激派組織は分裂し、そのなかで勢力を強めるものがあると思います。いつまでも戦闘は終わらないと思います。
過激派勢力と戦争は、終わりがないものになると思います。
テロとの戦いは、国際社会の協力が不可欠だと思います。

しかし外国が軍事力をもって過激派組織と戦闘をするのではなく、その国に過激派組織に対抗する力が必要だと思います。

2015年2月4日水曜日

印刷を請け負っているのですから

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2015年2月 4日「印刷を請け負っているのですから」

軽減税率の財源確保のために現役世代の負担が重くなっても、宗教団体の機関紙は発行部数の落ち込み幅が小さいと思います。会員は軽減税率が導入されても、されなくても機関紙を買う、あるいは買わなければならないと思います。
どの道、買う、あるいは買わなければならないのならば、軽減税率が導入されたほうが、会員が支払う額が少なくて済むと思います。
その機関紙を印刷しているのは、一般紙を発行する新聞社の系列の印刷会社だそうです。宗教団体の機関紙が安定して売れ続けるのであれば、国民にマイナスを強いることになっても、新聞社は軽減税率の導入を進めると思います。
しかし軽減税率は、長い目で見れば見るほど新聞業界を苦しめると思います。
新聞業界はエゴを通すことに必死になり、固定観念に縛られていたため、それに気づかなかったのだと思います。
ようやく気づき始めたのに、金としがらみでがんじがらめになっているように感じます。

2015年2月3日火曜日

支持母体に得させるための政策

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2015年2月 3日「支持母体に得させるための政策」

一時、軽減税率の対象を食料品に絞るべきだと主張していたのは、企業の処理を簡単にして経済界の反対を抑え、財源を見つけやすくしようという思惑と、政党の存在感を示すためと、面子を保つため、とにかく「軽減税率を導入した」という事実を求めたのだと思います。
しかしそれでは支持母体もプラスがないばかりが、長い目でみるほど、すべての国民と同じようにマイナスを被ることになると思います。政党は今、新聞や出版物も対象にすると主張しています。一般紙を発行する新聞社と違って、機関紙を発行している宗教団体は明らかに大きな“得”があると思います。
あくまでも『軽減税率の導入』という政策について言えば、支持母体に“得”をさせるため、国民を苦しめようとしている政党だと思います。
これは憶測に基づく中傷ではありません。論理的な推察に基づく批判です。


2015年2月2日月曜日

「バイアスがかかる」とは

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2015年2月 2日「「バイアスがかかる」とは」

情報が多ければ多いなりに、少なければ少ないなりに、確かなら確かなりに、不確かなら不確かなりに、バイアスがかかり得ると思います。
数年前、携帯電話を使ったカンニングがありました。人々はものすごく高度な技術が使われたと勝手に思いこみ、お騒ぎをした感があります。しかし実際は単純で、稚拙な手法が使われたのだったと思います。

人は時に、意味のないものに勝手に意味を与え、単純なことを勝手に複雑にし、怖いイメージを勝手に作り上げることがあると思います。そして情報が氾濫した社会では、イメージが実体を形作ることもあると思います。ただそのようにして出来た実体は意外と脆いこともあると思います。

2015年2月1日日曜日

情報量とバイアス

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2015年2月 1日「情報量とバイアス」

毎日パソコンを使っていますが、文章だけのデータはそれほど大きくはありません。音声データ、映像データと、なるとデータ量が大きくなります。
情報が多いほど正確に物事を理解できる、多くの場合においてそれは正しいと思います。
文字だけより図を添えたほうが正しく理解しやすく、音声付き映像ならば、より理解されやすいものだと思います。
そのため、人は文字だけよりも、画像や音声を求めるものだと思います。
しかしそれだけに、他者の理解や認識を意図的に誘導することも、映像があったほうが有効だということになると思います。

また映像から受ける印象は強く、それが心理に影響し、その心理が思考とその方向性に影響を及ぼすことがあると思います。