2017年1月7日土曜日

記者会見をやらない理由

トランプ次期米大統領は当選以来、一度も記者会見を行っていないと聞きます。それでも黙っているわけではなく、ツイッターには高い頻度で発言しているようです。
個人的に、それは超大国の大統領としてふさわしくないと思います。かりにも一国の国家元首たるものは、堂々と国民の前に姿をみせて発言をするべきだと思います。

ツイッター自体や、大統領がそれを利用することを否定するわけではありません。しかし短文投稿サイトでは質疑応答がなく、一方的に意見を発信するだけになっているようです。
それは次期米大統領が意見を発する方法として、甚だしく不十分だと思います。
記者会見をやったうえで、ツイッターで意見を述べるのでしたら構わないのですが、トランプさんは記者会見をやらずに、ツイッターで発信すると表明していると聞きます。それは大統領のふるまいではないと思います。

11日に記者会見をすると表明したそうです。それにしても遅すぎると思います。なぜÞランプさんは記者会見をやらないのか。個人的に感じていることがあります。
トランプさんは質疑応答をおそれているのではないかと感じます。
記者の質問に対して的確に返答する自信がないのではないかと感じます。
的確に応じられない様子が大きく報じられることで、イメージを落としてしまうことを恐れていると感じます。

そんな恐れを抱く理由は、トランプさんは米大統領としてふさわしいだけの見識を持っていないからではないかと思います。
大統領選挙の際に、トランプ候補の見識不足は明らかだったと思います。
根拠ない印象を声高に訴えていたと思います。
しかしその見識のなさが大衆と同レベルだったと思います。
大衆と同レベルということは、大衆からの支持を集めやすいといういことになると思います。
そのため当選できたと思います。

それにしても大衆と同レベルの見識では、超大国アメリカ合衆国の大統領が務まるはずがないと思います。
そこでトランプさんは現在、助言を受けたり、勉強したりしているものと思われます。見識を深めようと努力している最中ではないかと思います。
そうでなければならないと思います。
しかし学べば学ぶほど、自らの見識不足を知ることになると思います。また見識を深めれば深めるほど、選挙との時に訴えていたことがいかに現実的ではないか知ることになると思います。
そして記者会見に怯えることになるのだと思います。

トランプさんは記者の質問に応じられず、大統領としてふさわしい見識を有していないことが明らかになることに怯えているように感じます。
選挙の際に訴えていたことが実現できないことが明らかになることに怯えているように感じます。

一国の大統領の場合、見識がないということは、すなわち資質がないということだと思います。
大統領としてふさわしい見識がない、それが記者会見の場で表れるということは、大統領として資質がないことが表されるということだと思います。
大統領としての資質がないことを全世界に知らしめることになりかねないと思います。

それに怯えているため、トランプさん記者会見をやらないのではないかと感じます。
そういえば日本には「よわい犬ほどよく吠える」という言葉があります。