2015年10月11日日曜日

アメリカ大統領選挙と大衆迎合

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2015年10月 11日「アメリカ大統領選挙と大衆迎合」


概要
『誰がアメリカの大統領になるのか』、それはアメリカ一国のみならず、世界にも影響があることだと思います。大規模に行われるのは尤もだと思います。
ただそれが国民による直接投票という形式であるため、大衆迎合性が必ず介在すると思います。あまりにも大騒ぎになっていることが、それを助長していると感じます。
米大統領候補者の人物像や個性が人気に影響し、人気の度合いが支持率に影響する傾向が強まっていると感じます。
俗にいう“毒舌キャラ”の人気が高まるのは、その傾向の表れだと思います。しかし、世界に名だたる大国の大統領としては品位にかけると思います。ふさわしいとは言えないと思います。
 面白そうな人物像に引かれて人気があがるのは、大衆迎合性の一つの表れ方だと思います。そして多くの米国民が無意識のうちに、人物像や個性に対して重きをおくようになっていると感じます。自分でも気づかないまま、政策の優先順位が下がっている人がいるように見られます。
そうなると、候補者の政策に対する主張も、人気取りに走らざるを得なくなると思います。米大統領選挙では、時々候補者の政策に対する訴えが変質することがあるような気がします。
ところでオバマ大統領は『史上初の黒人大統領を見てみたい』というイメージが結果に小さからぬ影響を及ぼしたように見えます。
それが人気を掻き立て、人気が高まることで期待も高まったと感じます。あまりにも高まりすぎた感があります。
 そのため評価が低くなりすぎる傾向があるように感じます。しかし、マスコミを含めて多くの米国民は、自分たちはあくまでも冷静に評価していると認識しているように見えます。