2015年2月19日木曜日

「しば犬」「しばけん」「しばいぬ」、「×柴犬」?

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2015年2月 19日「「しば犬」「しばけん」「しばいぬ」、「×柴犬」?」

言葉は変化をしにくくなっている、そんな傾向が今の社会にはあるような気がします。情報が溢れていることが大きな要因だと思います。
今の社会では正しい言葉を容易に調べることが出来ますし、間違った言葉使いに対して、批判や非難、時に誹謗中傷が発せられることがあると思います。
以前、「大地震」の読み方について公共放送のサイトで確認したことがあります。「地震(ジシン)」が音読みであるため、その前に「大」を付ける場合、「ダイ」と読むのが原則だそうです。しかし「大地震」の場合、慣例的に「オージシン」と読まれているため、それが正しい読み方だとあります。
ただ平成8年に行った調査によると、8割近い人が「ダイジシン」と読んでいるとあります。
個人的な印象ですと、近年は「おおじしん」ばかりだと感じます。それが正しい読み方であることを多くの人が容易に知ることができ、正しい読み方で発信しているからだろうと思います。

あくまでも個人的な印象ですが、8割近い人が原則に沿った「だいじしん」と読むようになっていたのに、例外的な読み方である「おおじしん」に、わざわざ戻したという感があります。