2015年2月21日土曜日

我が強くなるのは

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2015年2月 21日「我が強くなるのは」

自負心が高く、自意識が強く、我が強く、自己主張が強い、昔から高齢者にはそんな傾向があると思います。現役だったころは、生き馬の目を抜くような時代で、誰もが自我が強くなり、それを表に出してきたのではないかと思います。
『そういう時代を生きて来たのだ』高齢者も社会全体もそれを認識しており、『高齢者とはそういうものなのだ』と、受け入れているように感じます。
ただ現役時代は他者との交わりが多く、そんな中で生活するには自己を抑制しなければならないことも少なくないと思います。
自我と自負心と自意識を強めながらも、同時にそれを抑制して来たのではないかと思います。
引退しても友人や近所との付き合いがあり、完全に社会との関わりがなくなっていない高齢者も少なくないと思います。しかし現役時代に比べると、他者や社会との関わりは薄らぐと思います。
自分と他者を比較する機会が少なくなり、他者の主張や意見を耳にする機会が減ると思います。

そのため自己に対する認識が強まりやすく、自己の主張を強める傾向があるような気がします。