2015年2月26日木曜日

意向調査と意思決定

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2015年2月 26日「意向調査と意思決定」

概要
人間は持論に対する反対されると、心理的に反撥するものだと思います。そしてさら持論に固執し、反対意見に反撥し、持論を強化しようとするものだと思います。
 その時に怒りの感情を抱きやすいと思います。怒りの感情には、攻撃性が伴うことが多いと思います。意見対立は冷静で論理的な思考を基にしているというより、感情によって激化し深まるものだと思います。それを自覚していない人も多いと思います。
現代は多くの人が主張や意見を発信しています。持論に固執した意見や、他論を強く反対する意見を見聞きする機会が多いと思います。
そのため現代は、意見対立が深まりやすく、激化する傾向があるような気がします。そうなると住民投票が有効な手段になる場合もあると思います。
日本で行われている住民投票の多くは、“強制力はないが結果を尊重する”という、いわゆる意向調査だと思います。住民の意向を明確にすることで政策の方向性を決められるので、一定の意味はあると思います。
また「住民投票」と呼ぶ方ことで重要だと感じられ、投票率の向上に繋がり、結果を尊重する圧力にもなり得ると思います。

ただその反面、“住民投票が意思決定である”という誤解を与えかねないと思います。あくまでも意向調査であり結果通りにならなかった場合、対立がさらに激化する可能性があると思います。