2015年2月9日月曜日

色彩ゆたかな白黒

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2015年2月 9日「色彩ゆたかな白黒」

マンガ「サーキットの狼」に描かれていた“ディノ246”を、僕は青色をイメージして読んでいました。
この車をレース用に改良した“ディノレーシングスペシャル”は、深みがある黄色をイメージしていました。
正規の設定は、どちらも真紅です。表紙などカラーで描けれた絵を見たり、「真紅のディノレーシングスペシャルを駆る」などという台詞を読んだりすると、『そういえばこの車の色は真紅だった』とイメージを直していました。
しかし、どうしても違和感がありました。そこで、色のイメージを補正することをやめてしまいました。
『本当は真紅だけど、僕はこの車を青色として読むことにしよう』
白黒で描かれたマンガも、読んでいる子供たちの頭の中では、とても色彩がゆたかだという気がします。

むしろ白黒だからこそ、色のイメージが膨らむのかもしれません。