2014年2月22日土曜日

空を飛ぶことで


インターネットによる通信販売では、注文をしたその日に商品を届けるサービスがあると聞きます。

 先日、インターネットで映画のDVDを買いました。その時は、当日に配達されることなどまったく考えていませんでした。自分で鑑賞するための映画のDVDで急いでいなかったのです。

そのため、配送に関する入力したとき、当日配達の対象になるかなどまったく気にしていませんでした。

 

インターネットで買い物をすること自体、それほど多くないのですが、それでも時々利用しています。今までは特段急ぐ買い物をしたことはなかったので、当日配達を頼んだことはありません

そのため、日本全国どこでも出来るのか、すべての商品が対象なのか、料金がどれくらいかかるのかなど、詳しいことはわかりません。

ただそれにしても、自宅にいながらにして買い物をすることが出来、しかもその日のうちに商品が届くとは、便利な時代になったものだと、ありきたりの感想が湧いてきます。

 

 そのインターネット通販会社では、無人で飛行するヘリコプターによって配達する計画があると聞いたことがあります。

 複数の回転翼を備えたヘリコプターに、注文を受けた商品を載せて配達する住所まで飛んでいくようです。どうやら無線で操縦するのではなく、人工衛星などを利用して自動で飛行するようです。

 その映像を見たのですが、『なんだかちょっと頼りないな』という印象を受けました。まだ計画段階のようですので、このまま実用化されることはないのかもしれません。もし実際に運用されるとしても、大分先のことだろうと感じました。

 

 それにしても、この計画で用いられている、複数の回転翼をもつ小型無人ヘリコプターは、ここ数年たびたび話題になっているような気がします。

 英国のピザチェーン店でもこのようなヘリコプターで配達することが考えられていると聞いたことがあります。

 やはりヘリコプターにピザを載せて、注文をした家に届ける取り組みのようですが、やはり実用化されるには、まだ時間がかかりそうに見られます。

 

 この無人小型ヘリコプターは、荷物を届けるだけでなく、あらゆる用途に利用することが考えられているようです。

 以前書いたことがありますが、警備会社が開発している自律式警備システムに、無人小型ヘリコプターが使われていたと思います。

 今回は改めて調べずに記憶に頼って書きますので、勘違いや思い違いがあるかもしれませんが、この警戒システムは不審者を感知すると小型ヘリコプターが自動的に飛行し、その人物の顔などを搭載したカメラで撮影したり、警告を発したりするものだったと思います。

 まだ開発中だと聞きましたが、実用化を見据えたものだと聞いたように思います。

 

 また空から地上を撮影するために、小型ヘリコプターが利用される様子を目にしたことがあります。この場合は人間が操縦するようですが、迫力ある映像を見た覚えがあります。それに、人間では行くことが難しい場所の撮影にも役立っていると聞きます。

 そのような映像を利用して、地形を調べることも出来るようです。

 また無人ヘリコプターは野生動物の観察にも利用されているようですし、密漁者の監視に使う計画もあるそうです。

 

 それに無人航空機を気象観測に用いる話を聞いたことがあります。実践されているのか計画段階なのか忘れましたが、ハリケーンの観測など危険がある状況での運用されるようです。それは大型の無人航空機でしたが、ごく小型のヘリコプターを数多く使って、ハリケーンの観測をすることも考えられているようです。

ハリケーンだけでなく幅広い気象観測に、無人小型ヘリコプターは役立つような気がします。

 

 さらに無人小型ヘリコプターは、農薬散布に使われると何かで目にした覚えがあります。

 また、施設の来訪者に対して、小型無人ヘリコプターが構内を道案内する案などがあるようです。

 少し前ですが、アメリカには救命用小型ヘリコプターがあるという話題を目にしました。暗視カメラを搭載しているようで、実際に自動車事故の現場で役立ったことがあるそうです。

 それは救命用のようですが、軍や警察でも小型ヘリコプターの利用法が考えられているかもしれません。

 

 こうしてみると、改めて非常に多様な分野で、小型無人ヘリコプターが使われていると感じます。そしてそれが新しい事業につながる可能性があると見られているようです。

 考えてみれば、空を飛ぶことには、様々な事柄において有効だと思えてきます。運ぶこと、撮影すること、観測すること、警戒すること、捜索することなどです。

 

災害や事故など、様々なセンサーを搭載した小型ヘリコプターによって、被害にあった人を見つけることは出来ないものだろうかと思うことがあります。自律的に捜索する機能があれば、二次災害の危険がある状況でも捜索することが出来ないだろうか。暗視機能や体温などを感知する装置を取り付けることで、二十四時間捜索することが出来ないだろうか。多くの無人ヘリコプターを導入することで、広範囲を捜索することが出来ないだろうか、などと思うことがあります。