2015年6月17日水曜日

「この人、痴漢です」

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2015年6月 18日「この人、痴漢です

概要
 少し前、痴漢の被害にあった女性が、加害者の男性の顔写真をインターネットで公開したということを取り上げた記事を読みました。電車のなかで体を触られた女性がスマートフォンでその痴漢の顔を撮影したようです。その女性は、痴漢を捕えて駅員に突き出すようなことはしなかったそうですが、インターネットで『この男が痴漢です』と、顔写真を公開したようです。さらに『この人物の個人情報を特定して、その住居に痴漢だと書いた張り紙をしてやりたい』ということを書いたそうです。
 すると、この女性に対する批判が殺到したそうです。駅員に知らせて取り押さえてもらうことをせず、インターネットで顔写真を公開して私的な制裁を与えようとしたことに対する批判です。またその痴漢が冤罪だった可能性があるのではないか、という非難や批判も多かったそうです。そして、この女性の個人情報が特定され、それがインターネットで晒されたそうです。
痴漢も犯罪ですから、“私的にこらしめる”ことはせずに、法の下で裁いて罰を与えるべきだと思います。しかしだからといって、この女性を『ネット私刑』をしてはならないと思います。
それと痴漢の被害にあうことで、強い不快感を覚え、強い怒りを感じている女性が多いのではないかと思います。統計など資料を調べたわけではなく、どこかで耳にしたうろ覚えの記憶なのですが、痴漢の被害はあまり減っていないと聞いた気がします。