2015年6月21日日曜日

男女別車両

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2015年6月 22日「男女別車両

概要
『疑いを晴らすことが極めて難しい』『誰でも冤罪の被害にあう可能性がある』『たとえ冤罪が認められたとしても、失うものがあまりにも大きい』そういうことを見聞きしているため、痴漢冤罪を恐れている人が多いのだろうと思います。
また痴漢は『第三者による客観的な証拠をそろえることが難しく、被害者の証言を重んじざるを得ない』『被害者が確信をもって犯人の特定を間違えることもあり得る』という性質があると思います。それは冤罪が起きやすい性質だと思います。痴漢という犯罪がある限り、冤罪もあると思います。
女性専用車両ならば、男性が女性に対して行う痴漢は極めて少ないと思います。しかし、混雑時には普通車両では身動き取れないほどの過密乗車であるのに、女性専用車両には余裕があることが少なくないと聞きます。混雑した普通車両に乗っている男性が、間尺合わないと感じるのも無理はないような気がします。
男女別車両ならば不公平感は抑えられると思います。路線ごとに乗降客の男女比を調査し、その比率に合わせて男性車両と女性車両の数を決めれば、男女の車両の混雑度は似たようなものになるとと思います。
同性に対する痴漢があるかもしれませんが、男性が女性に対して痴漢を行うことが圧倒的に多いと思います。
しかし男女別車両では『乗り継ぎの便のいい位置の車両に乗ることが出来ないかもしれない』『父と娘、母と息子、夫婦、交際中の男女などが、別々の車両に乗らなければならない』などの理由から反対する声もあるようです。
 また性同一性障害の人にとっては、精神的に別の性の車両に乗らなければならないため苦痛があるかもしれません。

 こうして考えると、痴漢を撲滅する決め手はないと改めて思わされます。しかし何事も、すべての人にとって何の不都合もない対策は稀だと思います。一つの問題を解決するには、別の不都合が生じるほうが、ずっと多いと思います。