2015年6月25日木曜日

憎しみと怒り

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2015年6月 25日「憎しみと怒り


概要
 他者を憎悪する気持ちと、怒りの感情はとても深く関連しているものだと思います。
憎悪が怒りを湧きあがらせることがあり、怒りが憎悪を掻き立てることがあると思うのです。腹立たしく感じた人物に対して、人は憎しみを抱くことがあると思います。そしてその憎しみが、次第に強まっていくことがあると思います。
憎悪と怒りは一体化して、強まることも多いと思います。ただそれは自覚することが難しいと思います。自分が怒っているのは相手が悪いためであり、自分が他者を憎んでいるのは、全てその自分物が悪いからだと認識していることが多いと思います。
そして憎しみも怒りも、反芻するたびに増幅することが多く、対立することで高ぶることが多いと思います。
「思い出すたびに、腹が立つ」その感覚は、誰もが経験したことがあるだろうと思います。同じ事柄について何度も思い出しては、怒りを高ぶらせるということは、“忘れていない”のだと思います。“忘れられない”と感じている人もいると思います。
忘れられないのは、思い返すたびに怒りが掻き立てられることが理由の一つだと思います。強い感情を伴った出来事は、なかなか忘れないものだと思います。
忘れられずに思い出し、思い出すことで再び怒りが掻き立てられ、怒りが高ぶることで忘れられなくなる、そんな循環があると思います。
 憎悪には怒りの感情が伴うことが多いと思います。憎しみを伴う記憶を思い出すと、怒りの感情が沸き上がり、それが憎しみを強めさせることがあると思います。
 そして怒りも憎しみも、表に発することで、高ぶることがあると思います。怒鳴ったり、罵ったりすることで、怒りや憎悪が高ぶることがあると思います。