2015年6月5日金曜日

マイナンバー制度

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2015年6月 6日「マイナンバー制度」

概要
国民の数、とりわけ現役世代の数が少なくなっていく社会では、無駄や不正をなくし、国民にから集める国のお金と、国民に給付する国のお金をしっかり管理することが、これまで以上に重要になると思います。
マイナンバー制度は、そのための手段といえるような気がします。しかし個人情報の流出や、プライバシーが守られないことに対する不安があると思います。
実際、個人情報が流出したという報道を時々見聞きしています。マイナンバーは、先月日本年金機構で漏洩した個人情報よりも、ずっと重要になると思われます。その情報が盗み出され、不正や犯罪に使われたら、小さくない損害を被ることもあると思います。
しかしおそらくどれだけ対策を重ねても、『これで完璧です。絶対に情報が漏れることも、盗み出されることもありません』とは言えないと思います。
 公的機関によるマイナンバーの管理は、当然厳重でなければならないと思いますが、完璧はなく、不安が消えることもないと思います。
また民間企業のなかには、きっちりと管理する会社もあれば、ずさんな体制の事業所もあると思います。社員数が多い大企業ならば、管理するマイナンバーが多く、それによる不安があると思います。従業員数の少ない事業所では、マイナンバーは少ないものの、危機意識が低くなりやすいと思います。
それに、公的機関であれ、大企業であれ、小規模事業所であれ、悪意をもって情報を漏らす人物が内部に現れることがあると思います。刑法上の罰則を与えことで、マイナンバーに関する情報管理を厳格にするようです。
何事も、どんなに対策を講じても、それを打ち破る手が生みだされるのは世の常だと思います。

先手を打ち続けていくことも必要だと思いますが、現時点におけるマイナンバー制度は、導入に対する準備が進んでいないようです。