2015年6月2日火曜日

その場しのぎ

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2015年6月 2日「その場しのぎ」

概要
人口の少ない県の意向が国政に反映されなくなると、国のためにも国民のためにもならないと思います。都道府県の枠組で国会議員を選出する制度は必要だと思います。ただそうなると、一票の格差を認めなければならないと思います。
しかし国政に携わる議員を選出する選挙で、地域によって一票の重さに差があったのでは、公平な選挙ではなくなると思います。
 そこで、せっかく二院制なのですから、衆議院は国民の代表者による議会、参議院は都道府県の代表者による議会、と明確に定めたらどうかと思います。
衆院選は一票の格差のなくすために選挙区を廃止し、参院選は都道府県から選出することにして、一票の格差を容認する必要があると思います。ただそれには憲法改正が必要だと思います。
ところで憲法は、改正する必要があってこそ、改正されるべきだと思います。“変えること”、それ自体を目的に変えるべきではないと思います。『とにかく何でもいいから憲法を変えるのだ。そのためには、変えやすいことを変えるのだ』そんな考え方で、憲法を変えてはいけないと思います。
 戦後70年が過ぎ、“戦後レジーム”その存在自体を感じている人は少なくなっていると思います。過去の人たちから、トラウマを植え付けられてきた人達ばかりだという印象があります。
植え付けられた戦後トラウマを、そうと自覚できずに振りかざすことも、何十年も前に掲げた党是に未だにしがみつくことも、社会の変化に対応できていないことの表れだと感じます。社会は常に変わり続けており、これからも変わり続けていくと思います。それを見据えることが出来ていないと感じます。それは政治家として資質が低いということだと思います。

初めての憲法改正は、議会改革に関して行うべきだと思います。