2015年6月27日土曜日

人種差別

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2015年6月 27日「人種差別」

概要

  人間社会には多くの差別が存在していると思います。誰もが無意識の領域に“差別意識”を持っているからかもしれません。
しかし無意識の“差別意識”は、人によって強さには違いがあると思います。また、たとえ無意識の“差別意識”があったとしても、思考や行動は人それぞれだと思います。
人間に差異がある、それは当たり前のことだと思います。肌の色、瞳の色、顔立ちなどの身体的特徴は目に見えるため、違いがわかりやすいと思います。違いがわかりやすいために、括りやすいのだと思います。
そして括ることで“違っている”という感じ方が強まることがあると思います。多くの場合、それは無意識だと思います。
ただ意識の有無に関わらず、差別は差異を認識していることが前提だと思います。
 そして一般的に差別は、優位に立つものが行うものだと思います。
また人間は、自分とは違っている者が、自分にとって不利益を及ぼすのではないかという、不安や恐れが芽生えることがあるような気がするのです。
その心理は、思考よりも深いものだと思います。だからこそ、差別はなくならないのだと思います。
また差別が憎悪を掻き立て、憎悪は怒りを伴うものだと思います。それによって、差別は助長されるものだと思います。
 人間は無意識の領域に“差別意識”がありながらも、そういう意識があった上で、思考をしているものだと思います。
『白人は優秀な人種なのだ。優秀な白人が黒人を支配するのは当然だ』そう考える人もいると思います。
『肌の色の違いがなんだっていうの? 白人が優秀だという根拠などないじゃない』そう考える人もいると思います。