2015年6月18日木曜日

痴漢抑止シール

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2015年6月 19日「痴漢抑止シール」

概要
 痴漢抑止シールは、『痴漢されたときにやめさせる効果』や『痴漢された時に証拠を残す効果』、『このシールが普及することが抑止力になるという効果』、などがあると思われます。『いいものだ』という受け止め方がある一方、冤罪を助長するのではないかという意見も多いそうです。
 満員電車など周囲に他者が大勢いる中で、痴漢行為を行った人物を特定することは難しいような気がします。
 また痴漢行為は犯罪であり、犯罪は取り締まりが厳しくなるほど、手口が巧妙になるものだと思います。犯罪は自分が犯人であると知られないようにするものだと思います。
痴漢の場合、周囲に大勢の無辜の人がいる場合が多いのですから、他者を犯人だと思わせることが、自分の犯行を隠す有効な手段になると思います。
 そして人間は『こいつが痴漢だ』と思いこむと、否定されるほど信じ込み『言い逃れようとしている』と感じるものだと思います。相手が無実だとしても、です。痴漢の犯人は、自分が捕まらないように巧妙なやり方で他人のすることもあると思います。
 この痴漢抑止シールについて、冤罪を助長するという声が多く上がるのは、それだけ冤罪を恐れている人が多いということだと思います。本物の痴漢犯よりも、絶対に痴漢をしない人のほうが恐れているかもしれません。
 ただ、故意に痴漢冤罪を仕立てる女性は少ないと思います。痴漢の被害に会った女性は、本心から犯人だと思ったからこそ、駅員に突き出すのだと思います。
 そして痴漢冤罪の理不尽さや悲惨さなどが報じられると、女性は痴漢の被害にあっても取り押さえることや、駅員に突き出すことにためらいが出てくるのではないかと思います。

それにしても決定的に有効な痴漢対策はないような気がします。そうなると、多少の不便や不利益があったとしても、抜本的な取り組みをするしかないような気がします。