2015年3月12日木曜日

あれから四年

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2015年3月 12日「あれから四年」


概要
人間の記憶は時間が経つほど、薄らいでいくものだと思います。それは記憶が常に上書きされていくからかもしれません。過去のことは下のほうになるので、引き出すことが難しくなっていくような気がします。
また新しい記憶がどんどん積み重なることで、押し出されていくようにして、消えていく記憶もあるような気がします。
それに年齢を重ねることで、記憶に残す能力、記憶から引き出す能力は衰えると聞きます。
ところで、つらい記憶、悲しい記憶が不意に蘇ることで、気持が落ち込んだり、気分が沈み込みこんだりすることは、誰にでもあると思います。
心的外ストレス障害とまではいえないものの、過去の記憶が実生活に何かしら良くない影響を及ぼすこともあると思います。そして、そのようなことを何度となく克服して来た人は少なくないと思います。
記憶が常に積み重なっていくことは、その克服に役立っているような気がします。記憶が薄らぐことは、人が生き続けていくために、必要な脳の機能なのかもしれません。
社会全体にとって大きな出来事も、時が流れることで記憶は薄らいでいくものだと思います。それは当然だと思いますし、必要なことだと思います。
ただ薄らいでいきながらも、記憶に留めておくべきだと事柄があると思います。そのためにマスコミが取り上げることは大切だと思います。