2015年3月29日日曜日

利害や信仰や思想や主張より感情

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2015年3月 29日「利害や信仰や思想や主張より感情」

概要
 多くの戦争は利害の対立から起こるものだと思います。テロの多くは思想や信仰などから起こるものだと思います。デモの多くは主張するために行うのだと思います。
 しかしそれ以上に感情によるところが大きいと思います。
人間は他者と対立すると、怒りや対抗意識や闘争心が掻き立てられるものだと思います。そしてそれを対立する相手にぶつけるものだと思います。
 ぶつけられた方は、さらに怒りや憎しみや闘争心や対抗意識が高ぶらせるものだと思います。そして高ぶったその感情を、また相手にぶつけるものだと思います。
 それが繰り返されることで、対立は深まっていくものだと思います。人間の世界で起こる戦争の多くは、感情が強く関わっていると思います。
 それは一般的に認識されているより、遙かに強いのではないかと思います。
 政治家も、軍人も、市民も、みな人間ですので、自分で思っている以上に感情に支配されているのだと思います。
 人間の争いは感情によるところが大きいと思います。
 そして感情は争いを激化させることが多いと思います。
 そう考えると、人間社会は本質的に争いが起こりやすく、また収まりにくいのではないかと思います。
 さらに現代の人間社会は、怒りの感情が高ぶりやすくなっていると感じます。
 それは、争いがおこりやすく、争いが激しくなりやすく、争いが収まりにくくなっているといえるような気がします。

 その傾向は強まるばかりだと感じます。