2015年3月23日月曜日

双方の精神に

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2015年3月 23日「双方の精神に」


概要
“マインドコントロール”は、基本的に心理的な面に働きかけることで、他者を精神的に支配することだと聞きます。それに対して“洗脳”は身体を拘束したり、肉体的に苦痛を与えたり、薬物を使ったりするそうです。
 洗脳は、マインドコントロールに拷問を加えたといえるかもしれません。拷問は受ける側の人間だけでなく、行う側の人間の精神にも、大きな影響を与えると思います。洗脳もしかりです。
 拷問をする側の人間の精神は、倫理観が薄らいだり、慈悲や寛容さを失ったり、残虐性を強めたりすると思います。
 また、拷問によって何かを聞き出したり、自白をさせたりすることが出来れば、それは成功体験となると思います。成功体験は心地よさを伴うものだと思います。その心地よさから、拷問を好むようになることがあると思います。
 洗脳をする側の人間も、それと同じようなことがあるような気がします。
 またマインドコントロールも、行う側の人間も、精神に影響を受けているものだと思います。他人をマインドコントロールする行為が、自分自身のマインドコントロールすることにもなるような気がします。
 他人に信じさせようと手間をかけ、知恵を絞り、努力する、そのようなことをすると、自分もさらに強く信じることになると思うのです。
 多くの人にマインドコントロールをかけてきた人物ほど、自身も強いマインドコントロールに掛っていると思うのです。