2015年3月26日木曜日

兵器として無用でも、テロの道具としては

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2015年3月 26日「兵器として無用でも、テロの道具としては」


概要
 化学兵器も核兵器も、味方がいる場所に向けて使うことは出来ないと思います。敵味方が入り乱れている戦闘地域で核兵器や化学兵器を使えば、味方の損害も多いと思われます。
 また核攻撃や大規模な化学兵器攻撃した直後、そこに兵を入れることは出来ないと思います。それは、ただ破壊しただけで、制圧できないということになると思います。戦術的にみると、核兵器も化学兵器も役に立たないと思います。
 核兵器の場合、あまりにも威力がある、敵軍や政治中枢だけを破壊するわけにはいかず、多くの民間人を犠牲にすると思います。そもそも核兵器は、大量の民間人を殺戮する目的で生みだされたものだと思います。
『核兵器によって大量の民間人を殺戮し、降伏させる』
 現在では、戦略として成立しないと思います。相手側も核兵器を持っているのですから、降伏することなどなく、報復することが確実だからです。
『化学兵器によって大量の民間人を殺戮し、降伏させる』
国際的に敵を増やし、大規模な報復を受ける大義を与えるだけだと思います。実際、内戦で大統領側が化学兵器を使ったと見られています。
 それが軍事的、政治的に有効だったかといえば、明らかに不利に働いたと思います。
 自軍を不利にしたのですから、軍人は相当に無能だということになります。軍人の無能ぶりを世界中に示したと思います。
 化学兵器は戦略的にも、戦術的に軍事的に見ると決して有用な兵器ではないと思います。