2015年3月30日月曜日

中東、アフリカ、他所者

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2015年3月 30日「中東、アフリカ、他所者」


概要
中東は過去に何度も、国と国との戦争が起こっています。しかし近年は、過激派武装勢力との戦闘が目に付きます。ただ国の軍事力を動かしているのですから、国としての思惑があると思います。
現在の中東の争いの構図は非常に複雑だと感じます。今の状況と比べると、国と国が直接争うことはとても単純な構図に思えてきます。ただ構図が単純だからこそ、争いが収まらず、激化してしまうこともあると思います。
また争いの構図が複雑でも、収めることは難しいと思います。複雑な争いは、他所者が介入すればするほど、複雑さが強まると思います。様々な思惑が絡み合うのですから、争いは収まりにくくなると思います。
資源による利権は、中東に争いが絶えない大きな要因だと思います。ただ、エネルギー資源が見つかる前から、この地域には根深い対立要因があったのではないかと思います。民族対立、宗教対立、宗派対立などです。それがなくなることはないのかもしれません。怒りの感情が反芻することで高ぶるように、対立する要因は争うごとに重さが増すような気がします。
そこに、他所者が自分の利益のためにちょっかいをだしたのでは、対立を激化させ、事態を悪化させるような気がします。中東にはそういうリスクがあり、それは当分の間なくならないと思います。エネルギー資源の中東依存を、本気で見直すべきときだという気がします。
また民族対立や、宗教対立、宗派対立などの対立要因が潜在しているのは、アフリカ大陸の国家にもいえるような気がします。
 今後、開発が進むことで、それが顕在化する可能性があると思います。