2015年4月12日日曜日

彼らが求めたわけではない権利

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2015年4月 12日「彼らが求めたわけではない権利」

概要
選挙権は、投票するという形で政治に参加する権利だと思います。政治に限ったことではありませんが、“権利”はないよりはあるに越したことはないと思います。
人類の歴史には、政治に参加する権利を要求し、その活動に力を注いだり、時に戦ったりして、苦労の末に得たことも少なくないと聞きます。
それに対して今回の選挙権年齢の引き下げは、18~19歳の人たちが要望したわけではないようです。
テレビのなどで、18~19歳の人に対するアンケートや、街角インタビューを目にすると、喜んでいる声は少なかった気がします。
 僕自身18歳のころを思い起こすと『政治なんて、自分たちがいない場所で、大人たちが勝手にやっていること』だという印象を抱いていたと感じます。
 そのことからも、18~19歳に選挙権を与えるには早いような気がしていました。
ただ僕は、20歳を超えたころから、政治に対する見方が変わったような気がします。成人となり選挙権を得たからには、政治を知っておかなければならないという意識が、自然に強まった感があります。
これからの日本では、少子高齢化がより強まり、若者の有権者数が減ることで、高齢者に有利な政策ばかりが通ることになるかもしれないと聞きます。

 選挙権を得る年齢を引き下げることで、少しでも若い年齢層の有権者が増え、政治に関心を持つ年齢が下がるなら、それは国全体のためにもなるような気がします。