2015年4月20日月曜日

残虐な映像によって

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2015年4月 20日「残虐な映像によって」

概要
 人間は残虐な映像、写真、絵などを見ると、心理的に強い衝撃を受けると思います。恐れや畏れ、不安、悲しみ、憐れみ、怒りなど、様々な感情がかき立てられることが多いと思います。
そして強い感情は、思考を主導するものだと思います。人間の思考は、感情と密接な関係があり、心理状態が思考を主導し、それが主張や意見になることも多いと思います。
 残忍なやり方で人間を殺害する映像を公開することは、多くの人の心理と思考に大きな影響を及ぼすと思います。
なかには、残虐な映像を目にすることで、それを行った組織を支援しようという、心理や思考を持つ人物がいるかもしれません。
映像が残虐で衝撃的であるほど、多くの資金をだす人物がいるかもしれません。映像が残虐であるほど、イスラム国に金があつまるのかもしれません。
ただ人間は刺激に慣れるものだと思います。慣れると衝撃が弱まり、金を出す気がなくなる人物や団体があるかもしれません。
そうなると、金を欲しがる組織や人物は、どんどん映像を衝撃的にしようと考えるかもしれません。
殺害する方法をより残忍にしたり、虐殺する人間の数を増やしたりするかもしれません。

人間の心理と思考は、残虐な映像から大きな影響を受けていると思います。ただ多くの人が、そのことを過小認識しているような気がします。