2015年4月2日木曜日

本を読みたくさせるには

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2015年4月 2日「本を読みたくさせるには」


概要
映画館で映画を観る際、評論や話題の大きさなどによって作品を選んでいる人が多いのではないかと思います。インターネットの評判や、映画評論や、話題などを見聞きして、『この映画を観よう』と決める人が多いのではないかと思います。
 それは書籍でもいえると思います。本が売れないといわれるようになって久しい感があります。ただそんな中でも、評判になっている本や、話題になった書籍は良く売れていると聞きます。そういう本しか売れないとも聞きます。
ただ大きな話題にならなくても、他者の褒めている本や、書評で高く評価している本には多少なりとも感心を示すものだと思います。実際、本を買う人は書評などを参考にすることが多いという調査結果を聞いた覚えがあります。
教師や年長者から、真面目に『この本を読んでみるといい』とか『この本はおすすめだよ』と言われるより、友人などから『このまえ読んだ本が本当に面白かったんだ』などと聞かされると、興味を引かれ『読んでみようかな』という気になることがあると思います。また本の感想や、評価を、頻繁にブログやソーシャルネットワーキングサービスで目にすると、『この本を読んでみたい』とか『この本を買ってみようかな』と思うこともあるような気がします。
おそらく出版業界で働いている人は、本をよく読んでいるのではないかと思います。個人的な読書をしないのに、『本が売れなくて困る』と嘆いている出版業界の人は少ないと思います。
ただ本を読んでも、その感想や評価を広く示すことはしてない人が多いのではないかと思います。
 もし日本の出版業界で働く人たち全員が、一か月に一冊かならず本を読み、その感想をかならずブログやソーシャルネットワーキングサービスに書いて公開したら、少しは本が売れるようになるかもしれません。