2015年4月7日火曜日

戦略的投票

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2015年4月 7日「戦略的投票」


概要
 今の日本には難しい問題が山積みで、これからはそれがさらに積み上がると思われます。しかし少し前、山積みの難題は政治家の争いの道具にされるばかりで、国民は心底うんざりしていたような気がします。それが、安定多数をもつ与党と、強いリーダーシップを感じさせる総理大臣を求める心理を沸かせた感があります。結局、そうでなければ政治は何も進まないと、多くの国民が感じたのだと思います。
しかし現状をみると、難しいことはあまり進んでいないような気がします。財政再建と経済再生、近隣との外交などです。
結局、難しい問題は進まず、やりたいことばかり進めている感があります。そこに驕りを感じます。しかし驕れる者は、自覚していないことが多いと思います。自覚していても過小に認識したいたり、自己弁護したいたりするものだと思います。
そして驕れる者は、たとえ自覚していたとしても、自らそれを戒めることは出来ないものだと思います。
統一地方選は、驕れるものの気を引き締めさせるにはいい機会かもしれません。与党に所属している候補者や、与党が応援している候補者を当選させないことは、俗にいう“いい薬”になるかもしれません。
そのためには、他の候補者が当選しなければならないと思います。つまり、白票や棄権、また当選しそうもない候補者に投票しても、与党に対する反対票として効果がないということです。与党に勝てそうな対立候補に投票することは、有権者の戦略だと思います。

 その戦略は、与党にしっかりしてもらうためにもなるような気がします。