2015年4月19日日曜日

中国による中国のための投資銀行

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2015年4月 19日「中国による中国のための投資銀行」


概要
怒りや、不安は、思考を強く先導することがあると思います。
『みんながあのバスに乗っている』そんな時は、『自分だけ乗り遅れてしまう』という心理を掻き立てると思います。
 この心理には不安感が含まれていると思います。それが『自分の乗らなければならない』という思考を、強く引き出すことが多いと思います。
 また日本人は、『みんながやっている』それを、『自分が同じことする』正当で強い根拠だと認識する傾向があり、堂々とその根拠を振りかざす傾向が強いと感じます。
AIIBは、まだ具体的なことが決定していないように見られます。そこで参加の可否を判断するとなると、どちらの決断をしたにせよ『どうころぶかわからない』というのが、現時点での掛け値なしの実状だと思います。ただもしかしたら、中国が主導する中国のための金融策に、日本が高額な出資をすることになるかもしれません。
それでも『参加するべき』と考える人は、一様に強く主張する傾向が見られます。『自分だけ乗り遅れてしまう』という不安感を伴う心理が、思考を主導しているようにも感じられます。
 GDP世界第二位の中国にとっては、第三位の日本を引き入れられれば、第一位のアメリカを凌駕することも難しくはないと思います。
 しかし第三位の日本が、第一位のアメリカと組んでいるとなると、対抗するのは苦労すると思います。日本の参加は重要な鍵になり得ると思います。重要な鍵は色々な交渉で使えるものだと思います。