2015年4月27日月曜日

生みだしてしまったからには

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2015年4月 27日「生みだしてしまったからには」

概要
 人間には誰にも対抗心があると思います。そしてこの対抗意識は、国と国の間でも働くものだと思います。軍事においても働くと思います。無人機をこぞって導入したり、空母を建造し合ったり、核兵器を増やしたりするものだと思います。
この世界に核兵器が生みだされてしまったからには、核兵器のない世界が現実になることはないと思います。世界中で一つの国だけが核兵器を持っているとなると、その国の相対的な軍事力は圧倒的になるからです。それではすべての核保有国が、核兵器を全廃することなどありえないと思います。
核兵器は、生みだされてしまった以上、『いかにして使わないか』ということを考えるしかなく、現状では複数の国が牽制しあうことで、使えないようにするしかないと思います。
しかしそれにしても、この世界には核兵器が多すぎると思います。核兵器は、ある程度の数をそろえたら、それ以上の数を競い合ったところで無意味だと思います。
ところが冷戦時代に両陣営とも、短絡的な対抗意識と、根拠の薄い不安に駆られて、無駄に核兵器を増やした感があります。核兵器は無駄に多くても、デメリットがあるもののメリットはないと思います。
近年、世界各地でテロリストが台頭しています。核抑止力は、軍事的かつ政治的には機能を果たしているものの、テロリズムや破滅主義者には意味をなさないと思います。
テロリストの手に核兵器が渡ってしまうことは、今の世界の脅威であり、核保有国の責任において阻止すべきことだと思います。そのために、金や人をつぎ込まなければならないと思います。無駄に多くの核兵器を抱えている国は、それを管理するために多くのお金と人手をつぎ込まなければならないと思います。