2015年4月23日木曜日

大衆に媚び続けたツケ

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2015年4月 23日「大衆に媚び続けたツケ」

概要
ギリシャの財政危機は、長い間政治が大衆に媚びて来たことが、大きな原因だとされています。一国の財政が債務不履行になるということは、“もはやどうしようもない状況に陥った”ということだと思います。
民間の会社であれば、資金繰りなどにおいて万策尽きている状態といえるかもしれません。“事実上倒産状態”でありがら、“名実ともに倒産”にならないように、なんとかしようとしているのが、ここ数年のギリシャだと感じます。
それでは苦しみが伴うのは、仕方ないと思います。事実上の倒産状態から、なんの苦も無く会社を立て直すことなど不可能だと思います。ただ問題は、だれがもっとも苦労をするかということだと思います。
国が事実上の債務不履行状態に陥った場合、もっとも苦労を強いられるのは、その国の国民だと思います。ギリシャ国民にその苦労が回ってくるのは、仕方ないことだと思います。財政を緊縮することで経済が低迷したと聞きますが、それはある程度やむを得ないと思います。経済を急速に良くして財政を立て直すには、経済を急速によくする要素が必要だと思います。しかし経済を急速によくする方法は、そうそうあるものではないと思います。案が出されることもありますが、実際にどの程度の効果があるのか、それはやってみなければわからないと思います。
しかし苦しみからは誰もが逃げたくなるものだと思います。そこに付け入る政治家もいると思います。

苦しみを和らげると選挙で訴え、国民は再びその甘言にのったように見えます。