2015年4月9日木曜日

これからの民主主義に適さない議会

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2015年4月 9日「これからの民主主義に適さない議会」


概要
今のアメリカには根深い問題があると思います。二大政党制です。これからの時代の民主主義に、二大政党制は適さないと思います。二大政党制の負の側面ばかりが強くなるのではないかと感じるのです。
今の人間社会には、対立が先鋭化し、激化する傾向があると思います。権利意識が強まり、自身の権利が少しでも侵害される場合、他者の権利を顧みない傾向があるように感じます。また、誰もが自我を強め、自我を守るために、他者を強く攻撃する、そんな心理的傾向が強まっていると感じます。
 現代は情報が氾濫していることもあって、価値観が多様化していると感じます。しかしそれと同時に、意見が二極化しやすいと感じます。世論調査やアンケートなどの結果が、“半数対半数”に近い数字になりやすいように見えるのです。
 そんな社会おいて二大政党制は、対立の先鋭化と激化を助長すると思います。政治家は政策を争いの道具にし、議会で意思決定出来ないまま、さらに対立が深まるばかりになりかねないと思います。 
実際、アメリカではそれに近い事態がすでに起こっているように見られます。しかしアメリカでは、二大政党制があまりにも当たり前になっているため、それがこれからの民主主義にそぐわないことに気づいていないと感じます。
 問題であるという認識がないのですから、変革されることはないと思います。
変革の必要性は、手遅れになってから、その大きさに気づくものだと思います。