2015年4月21日火曜日

テレビにおびえて圧力をかけるなど、権力者として情けない

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2015年4月 日「テレビにおびえて圧力をかけるなど、権力者として情けない」

概要
「圧力ではない」などと言っても、誰の目にもそうは見えないと思います。あきらかに圧力だと思います。与党がテレビ局を呼びつけたのは、圧力以外のなにものでもないと思います。与党、とりわけ首相は、第一次安倍内閣発足から政権転落まで、マスコミに痛い目にあったと感じているのかもしれません。その前の首相が大人気のまま退いたため、国民の目もマスコミの論調も厳しくなりがちだったと思います。それが次第に過剰になり、首相の精神的な負担は大きくなり、病気を患う一因になったかもしれません。それから短期間で首相が交代することで、マスコミは政治に対して厳しくなり、“史上初の政権交代”を煽った感があります。
しかしその後、長引く政治混乱から強いリーダーを望む雰囲気が高まり、あの時点でそうなりそうな人物となると、今の首相が近かったような印象があります。つまり時勢に乗った感があります。
ところで専制的政治体制では、大抵の場合、マスコミは権力者に支配されていると思います。それに対して民主的政治体制では、言論の自由は保障されなければならないと思います。報道の自由、言論の自由が保障されると、マスコミが人心に影響を与えることも少なくないため、それがマスコミの力となると思います。
民主的政治体制における権力者は、マスコミがもつ力と対峙しなければならないと思います。しかしそれは、権力を振りかざして圧力をかけるということではないと思います。

そのようなやり口を使う権力者は、所詮その程度の器しかないと目されても仕方ないと思います。おじい様やお父様が築いた地盤なしに、彼一代だったら今の地位に登り詰めることが出来ただろうかということが頭に浮かんで来ます。