2015年7月14日火曜日

無策で場当たり的

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2015年7月 14日「無策で場当たり的」


概要
各国の閣僚や政府高官が集まる会議に出席する閣僚は、ある程度政治家としての能力が高く、また経験を積んでいる場合が多いと思います。
このような会議に、洞察力も先見性もなく、外交内政ともに政治家としての経験もなく、戦略性のない場当たり的な思考による安易な政策を軽々しく口にすることで国民の人気を得て、それを強引に実行するような、政治家としの資質が極めて低く、無能で浅はかで愚かしい首相がいると、会議は紛糾するものだと思います。
しかし仮にも一国の首相となると、能力がないからといって会議から排除するわけにはいきませんし、仮にも一国の首相となると、資質が低いからといって、まともな能力をもつ政治家に交代させることも難しいと思います。
会議に参加している国のほとんどは、対立を激化させることを望んでいないと思います。しかし当事国は難しい立場にいる場合、その国のリーダーは、政治家として高い資質と能力と経験が必要だと思います。
しかし史上まれにみる無能で愚かな首相が国の代表者として、会議に参加することになると、何であれ決定を下すことがとても難しいと思います。
また、あまりにも無能で愚かしいために、勝手にありもしない裏を読んだり、実態は浅はかなのに、勝手に深読みしたりする者もいて、それが余計に状況をややこしくすることがあると思います。
ところでギリシャの国民投票は、いたずらに事態を混乱させ、議論を停滞させただけだと感じます。利点があったとすれば、ギリシャ国民のガス抜きにはなったことだと感じます。また国民投票の結果は『拒否』だったものの、それでは生活がよくなることはないという認識を強めさせた感があります。
欧州連合からすれば、国民投票で反対が多数をしめてくれたおかげで、緊縮策を確実に実行させるためのより厳しい条件の付けられることになったといえるかもしれません。