2015年7月20日月曜日

組織長は最高責任者であるべき

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2015年7月 20日「組織長は最高責任者であるべき」

概要
新国立競技場建設に関して「責任」という言葉を、頻繁に見聞きします。その多くが『責任の所在が曖昧だ』というものだと感じます。実際この件では、自分には責任がないという趣旨の発言を度々耳にしている気がします。
 そのような発言が聞かれること自体、オリンピック・パラリンピックという大きな事柄にも関わらず、責任の所在が明確にされていないことを表していると思います。
計画を修正することの妨げになると考えたからです。
個人的に、計画の見直しが決定する前に特定の人物の責任を追及することは避けたほうがいいと思っていました。関わっている人の多くが、責任を追及されることを避けるために、自分の正当性を訴えることで、計画を見直すわけにはいかなくなるのではないかと思ったのです。それが一旦白紙状態にして、計画をすっかりやり直すことになりました。
そうなると、ここで責任を追及しておいた方がいいように思います。オリンピックはこれから、計画が進んでいくものと思います。責任の所在が曖昧な状態なままでは、また問題が起こりかねないと思います。そこで組織の体制と体質を改善する必要があると思います。そのためにも、今回の責任をうやむやにするべきではないと思います。
考えてみれば、責任の所在が明確でないまま、オリンピック・パラリンピックと言う大きな事柄に手を付けたこと、それ自体の責任が問われるべきだと思います。
ではその責任が誰にあるかということになると思います。おそらく多くの人が何かしらの責任があるのだろうと思います。その中には『自分に責任はない』と考えている人もいるのだろうと思います。
ただ、何事であれ、事に当たる組織のトップに就く者には責任があると思います。

また、国が進めている事柄であるなら、国の政治のトップには責任があると思います。