2015年7月24日金曜日

無意識に強まる警戒心

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2015年7月 25日「無意識に強まる警戒心」

概要
 人間は何事に関しても、自分が知っていることを基にして無意識にイメージを作りだし、そのイメージに沿った思考をすることが多いと感じるのです。
イメージは先入観や固定観念になりやすいと思います。人間は些細なことで、無意識に先入観を持つことがとても多いと思うのです。
そして、些細な理由であるにも関わらず、強く信じことが多いと思います。人間は無意識に、自分が勝手に抱いたイメージを強化したり裏付けたりするように思考する傾向があると思います。
 急速な経済成長を果し、今や世界第二位の経済大国となった中国は、世界経済にもっとも強い影響を及ぼしている国だと、多くの国の政府関係者や国民が感じていると思います。世界に対して強い影響力がある国は、イメージを抱かれているものだと思います。そしてそのイメージは先入観や固定観念になりやすいと思います。
 また中国は社会主義国家であり、冷戦時代のソ連ほどではないにしろ情報が制限されています。不透明感がイメージを強めることもあるような気がします。
 ただそのイメージは、国によって違いがあると思います。冷戦時代にアメリカ人が抱いていたソ連に対するイメージと、日本人が感じていたそれとでは違いがあったと思います
今の中国に対しても、アメリカの政府関係者や国民と、日本の政治家や国民とでは、イメージは違っていると思います。
 それにしても昨今の中国に対しては、経済や軍事、国際的存在感などの点で、『警戒すべし』という印象を、多くの国の国民が持っていると感じます。
 ただ日本の国民の多くは、『中国』という言葉に対する思い入れが、欧米などよりも強いと感じます。
 国境を接しており、歴史的にも深いつながりがあるのですし、現状でも何かと関係があるのですから当然だと思います。ただ日本人は『中国』という言葉を出されると、無意識に警戒感を抱く心理的な傾向があると感じます。

それは欧米などの国民より強いと感じます。