2015年7月17日金曜日

もし本当に大量破壊兵器があったら

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2015年7月 17日「もし本当に大量破壊兵器があったら」

概要
中東は常にどこかで戦火があがっていて、政情が不安定な国があり、テロが横行し、テロリストの勢力が強いと思います。そんな地域で核兵器が増えることは、世界にとっての危機だと思います。
『もしイラクに大量破壊兵器があったら』アメリカは戦争を始めた大義があると主張すると思いますし、世界でも多くの人がそれを認めたと思います。イラクの場合、湾岸戦争の停戦協定で、大量破壊兵器を持ってはならないことが記されたのだと思います。
 それに背いて大量破壊兵器を隠しているとなると、それは戦争をはじめる大義になり得ると思います。
 ではもしイスラエルが、『イランは核兵器の開発を極秘裏に続けている。そしてついに核兵器の開発に成功し、それを隠している』といって戦争を始めたら、大義があるだろうか。ないと思います。
イスラエルがイランに軍事攻撃をしかけたら、大きな戦争に発展しかねないと感じます。それは世界を巻き込むことになりかねないと思います。
しかしイスラエルが核兵器の保持を理由にしてイランを攻撃するのであれば、イスラエルを交えたイランとの協議や協定などで、大量破壊兵器を持たないことが明記されていなければ大義が成立しないと思います。
ただイランが核兵器をひそかに開発している証拠を、もしもイスラエルが掴んだとしたら、それを大義として戦争を始める可能性は低くないと感じます。
先日合意したイランの核協議は、核開発をさせないことを目的とすると、十分な内容とは言えないと思います。しかし第一段階としては、この程度の方がいいようにも思います。

 もしイランは核兵器の開発を将来にわたって一切行わない、というような厳しい内容だったなら、守られない可能性が高いと思います。協議をやぶったことが発覚すると、軍事的攻撃する大義が生まれる、そういう事態もあり得ると思います。