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２０１５年７月 ５日「税収」
概要
２０１４年度の税収は、２１年ぶりの高い水準だと聞きます。消費税が増税になりましたので、税収が増えるのは当然というか増えなければならないと思いますが、法人税と所得税の税収も大幅に増えたそうです。企業の業績がよかったのだと思います。ただ所得税の税収が伸びたのは、株式配当が増えたためだといいますので、働く人たちには景気回復が届いていないことを表していると思います。アンケートなどでも、景気回復を実感しているという声は多くないと感じます。
ただ景気が上向いていることは確かだと思いますし、消費税の増税が消費を冷え込ませたものの、経済全体でみれば好調だったということが窺えると思います。
しかしこの状態が続くとは限りませんし、経済は予測できずに大きく落ち込むことがあると思います。そして現代の経済は世界中と繋がっていますの、外国の政治経済の動きの影響を受けるものだと思います。
ところでギリシャは、元々ユーロ圏に加入する基準を満たしていなかったのですから、離脱したほうがユーロにとって“健全”だという気がします。
ただもしそうなれば、世界経済に与える影響が小さくないと思います。それにしても、ギリシャは数年前に債務不履行が予見されていて、その時から対策が考えられており、また心構えが出来ているような気がします。
ギリシャの様子を見ていると、財政健全化には経済成長は不可欠だと改めて感じます。
経済成長をするためにはお金が必要だと思います。そのお金が国になくなってから慌てたのでは手遅れだと感じます。
使えるお金が国にあるうちに、手を打っておかなければならないと思います。
国の財政再建には、経済成長によって税収をあげることは不可欠だと思いますが、それを当てにするべきではないと思います。
経済は予想通りにはならないものだと思います。またリーマンショックのようなことが、常に起こり得ると思うからです。
