2015年9月15日火曜日

我ら、先進国の文明人ですから

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2015年9月 15日「我ら、先進国の文明人ですから」


概要
『我々は先進国に暮らしている文明人であり、文化的な人間である』
欧米で生まれ育った白人の多くに、そのような認識を抱く心理的な傾向があるように感じます。それは自負心であり、優越感でもあると思います。
 民族や人種に対するプライドや優越感は、別の民族や人種を見下す心理を掻き立てるものだと思います。その心理は、差別という形で現れると思います。
ただ欧米で生まれ育った白人の多くには『文明人はかくあるべし』というイメージが根付いていると感じます。そのなかに『文明人は差別をしてはならない』という観念もあると思います。それによって差別的な意識を抑え込めることもあると思います。
また『文明人は動物や自然を保護するべし』というものがあると思います。『とにかく、自然保護の立場を示し、動物愛護をうったえる、それが文化度の高い文明人だ』
大抵の場合、その主張には論理性がとても低いと思います。考え方がイメージに左右されると感じます。
人間の感覚と観念を動物に当てはめてイメージしているため、冷静かつ論理的に主張を検証すると、非常に感情的で、論理性が極めて低いことが多いと感じます。そのような経緯で反捕鯨論は、あまりにも感情的になったのだと思います。
『地球上のクジラは一頭たりとも絶対に捕獲してはならない』すこし冷静になってみると、相当に極端な主張だと思います。むしろ生態系の破壊に繋がる思想だと思います。
 そしてこの訴えにどの程度の論理性があるか、冷静に考えると相当に低いと思います。
反捕鯨論者は、少し冷静になって、ポール・ワトソン氏の今までの声明をすべて読みえしてみるといいと思います。
 あまりにも論理性が低く、幼稚で、感情的で、思慮が極めて浅いことに、もうそろそろ気づいてもいいころだと思います。