2015年9月16日水曜日

人間本位。動物本位ではなく

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2015年9月 16日「人間本位。動物本位ではなく」


概要
オーストラリアでコアラが増えすぎたため、一定数を安楽死させたそうです。かつてコアラは毛皮を目的として乱獲されて激減したそうです。そこで人間はコアラを保護し、今では間引きが必要になっているようです。
オーストラリアではカンガルーも、間引きが行われるそうです。その肉は食用にされると聞きます。コアラやカンガルーに限らす、特定の種の生物が増えすぎるということは、それ自体生態系の変化であり、環境に対して様々な影響を及ぼすと思います。エサとなる植物だけでなく、昆虫や微生物などあらゆる生き物が影響を受けかねないと思います。
人間が手を加えたおかげでコアラが増えすぎたのなら、人間が手を加えて減らさなければならないと思います。
人間は乱獲によって、何種類の生物を滅ぼしてきたと思います。現在人間は生物を保護する必要性を認識していると思います。間引く必要性も認識していると思います。
『一頭たりともクジラを捕獲してはならない』
それはとても極端な主張であり、論理的な根拠が乏しく、極めて感情的な訴えだと思います。しかしまるで正当な主張だと認識されていると感じます。 
 もし人間がクジラを一切取らなくなったら、個体数が増えすぎることは想像に難くないと思います。それが海洋、ひいては地球の生態系に変化をもたらすこともあり得ると思います。間引きが必要になるかもしれません。
一度保護しておきながら、その後に間引くなら、一定数を捕獲してもいいと思います。ホモサピエンスも生態系の一部であり、他の生物を捕獲することは、自然に対して健全な行為だと思います。
人間は様々な用途のために、様々な動物の命を、様々な形で奪っていると思います。それが残酷なのか残酷ではないのか、それを決めているのは人間の概念、人間の観念、人間の感覚、人間の道徳心、人間の倫理観だと思います。
 それは人間本位の考え方だと思います。動物本位ではないと思います。