2015年9月27日日曜日

外交と感情

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2015年9月 27日「外交と感情」


概要
外交には、一般に認識されているよりも、遙かに感情に左右されているような気がします。政治家も人間ですので、自国にしても、他国に対しても、その人なりの感情を抱いているものだと思います
 また国民の感情は、外交にとって非常に大きな要素だと思います。民主的な政治体制の国の政治家は、国民感情とかけ離れた外交をするわけにはいかなないと思います。
 中国のように権力が集中している国家でも、民衆の反政府意識が強まることには警戒しなければならないと思います。
数年前に中国と韓国の政府が反日姿勢を強めたのは、政治的な思惑が少なからず関わったと思います。当局が反日姿勢を強めたことで、国民感情も一気にそちらに振れたと感じます。国民のなかに『反日』の土壌が深かったのだと思います。
10年ほど前、日本人の中国と韓国に対する印象は、とても好意的だったと思います。それが両国の激しい反日言動をうけて大きく変わったと感じます。人間は自分を嫌っている他者を好きになれないものだと思います。
ただ最近の若い世代は変わってきているようですが、日本人は西洋人に媚び、アジア人を見下す心理的な傾向が見られると感じます。
『日本は先進国であり、アジアの国は途上国である』という観念があり、それが言動に表れていたと感じます。
 かねてから中国と韓国の国民は、『日本から見下されている』と感じ、それが不快だったのではないかと思います。
そのため経済発展をしたことで、『見返してやりたい』という感情が強く湧きあがったのだと思います。
ただ日本人は、中国や韓国のそんな感情に気づいていなかったのだと思います。中国と韓国の反日運動が高まりを受けて、ようやく『日本は、これほどまでに嫌われていたのか』と気づき、またショックを受けたのだと思います。