2015年9月26日土曜日

史上最大の同盟

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2015年9月 26日「史上最大の同盟」

概要
『もしアメリカと中国が同盟国になったら』
 現時点の状況からは『ほぼありえない』と言えると思います。 そもそも大国同士は対立するものなのかもしれません。有史以来、大国と大国は常に対立してきたような気がします。
『大国が対立するメリットは?』
『東西冷戦が生みだしたものは、大量の核兵器に他になにがある?』
インターネットやDPSは、冷戦の副産物といえるかもしれません。しかし『東西冷戦は、アメリカにとってどんなメリットがあったのですか?』『東西冷戦はソ連にどんなメリットをもたらしたのですか?』と、米ロ両国の国民に問うたら、すぐに返答できない人が少なくないと思います。
今、振り返ってみると、東西冷戦は米ソ双方にとって大したメリットはなかったように感じます。
 現在、世界の大国といえば、アメリカ、ロシア、中国を上げる人が多いと思います。ただ、この三つの大国は、いずれも安泰とはいえないと感じます。大国同士が対立してもお互いにメリットがないのであれば、確実に手に入る実利を優先し、同盟を組むほうがいいのではないだろうかと思います。
『米ロ同盟』、『ロ中同盟』、『米中同盟』、『三国による同盟』
 この四つはどれも現実的ではないと思いますが、あえて最も実現しそうなものをあげるなら、『ロ中同盟』だと思います。
また最も可能性が低いというか、難しいのは『米ロ同盟』だと思います。
『三国による同盟』は、形式的または名目上の同盟ならば、多少は可能性があると感じます。

『米中同盟』は、現実的に可能性はゼロに近いと思います。ただ三つの二国間同盟のなかでは、両国のメリットが最も大きいのは、この組み合わせだと思います。