2014年1月4日土曜日

慣れるため


昨年秋に新しいパソコンを購入したのですが、まだあまり使っていません。

やはり慣れているパソコンのほうが圧倒的に使いやすいためです。今、使っているパソコンはもう何年も前のものですので、当然ですが使いなじんでいます。

 

週六日はここで文章を書いています。つまりキーボードを週六日は打っていることになります。キーボード自体が毎日使っている道具といえるような気がします。 

多くの場合、使い込んだ道具は使い勝手がいいものだと思います。

 

『パソコンを買い替えたらキーボードが打ちにくいだろうな』

それは以前から考えていました。キーの上の文字が消えてしまうほど、何年間も同じパソコンのキーボートを使い続けているのですから、ほかのものではやりにくくて仕方ないだろうと思っていたのです。

 そこで随分前から機会があると、知人のノートパソコンや、弟のブックパソコンのキーボーを試し打ちさせてもらっていました。

 

 そこでいつも受ける印象は、『意外に使える』というものでした。

 僕のパソコンとはキーの間隔などが違っているため、指の感覚も違うのですが、違うなりに使えるというか、思ったほど戸惑うことはないと感じたのです。

 そのため、昨年の秋新しいパソコンを購入する時も、キーボードの使い勝手に関しては、検討する要素に含めていませんでした。

 

 購入した後、初めて起動したとき、まずキーボードで文章を入力してみたのですが、不慣れによる打ち間違いはあるものの、『まあこの程度なら問題なく使えるだろう』と思われました。

 ただそれから約一か月後、初期設定をしていると、これがなかなか使いにくいのです。やはり試し打ちと、実際に使用するとでは違うものだと実感しました。

 

 実際に使用する場合、試し打ちとは文章の長さが違います。ただそれ以上に大きく違うのは“気持ち”だと思います。

 試し打ちは、あくまでも“試し打ちの気分”でやるものです。つまり実践よりも相当気楽に打っているということです。

 そのため打ち間違いをしてもあまり気にならないように思います。

 あまり気にならないのですから、『意外に使える』と感じるのだと思います。

 

 試し打ちの時は、『そりゃ慣れないのだから打ち間違いもあるけど、まあこの程度ならそれほど問題ないな。これなら新しいパソコンを買ってキーボードが変わってもそれほど困ることもないだろう』と思ったのですが、いざ実践になると『やりにくくてしかないよ』と感じます。

 

 僕の場合、新しいパソコンと今まで使ってきたものとの大きな違いは、テンキーが内蔵されていることです。

 古いほうのパソコンにはテンキーがなかったので、必要な時だけ別売りものを繋いでいました。

 新しいパソコンは画面が横に広くなっていることもあり、キーボードの中にテンキーがあります。

 購入する前は、『これは便利だな』と思ったのですが、実際にキーを打ってみると、とてもやりにくいと感じました。

 

 今まで、デリートキー、バックスペースキー、エンターキー、矢印キーは、キーボードの端にあったのです。それらを打つとき、パソコンの縁に指が向かうのです。しかし新しいパソコンは、そこにテンキーがあります。そのため、エンターやバックスペースを打ちたいのに、「-」や「+」を打ってしまいます。

 また、テンキーがあるため、文章を入力するときはパソコンの真ん中に構えるのではなく、左に寄る必要があると思います。それは今までとは違う感覚です。 

 

そしてキーボード以上に使いにくいと感じたのがタッチパッドです。古いパソコンと違ってクリックするボタンが内蔵されているためか、それを押す感覚がかたいと感じます。

それに、上に書いたようにテンキーがあることで文字入力キーの配置が左に寄っているのですが、タッチパッドもパソコンの中央にはありません。そのためタッチパッドの位置に対する感覚がずれてしまい、非常にやりにくいのです。

 

 また、タッチパッドの設定を変えていなかったため、文章を入力しながらカーソルがあらぬところに飛んでしまうことがよくありました。

 そんな状態のままサポートセンターとチャットでやりとりを初めてしまったため、どこをどのよう間違っているのかさえわからないような、全く意味のない文章を送ってしまうことが何度もありました。

 

 そのようなことがあるため、なおさら古いパソコンばかり使いつづけているのです。

 ただ、慣れる時間が持てるように、昨年秋に新しいパソコンを買ったのですから、出来るだけ使って慣れなければ意味がありません。そこでこの文章は新しいパソコンで書いています。

 タッチパッドは何度か設定しなおして、使いやすくなってきましたし、キーボードの配置にも少し慣れてきました。