子供のころ、翼竜は空飛ぶ恐竜だと思っていました。
また、首長竜は海に棲む恐竜だと思っていました。
どちらも恐竜ではないそうです。
翼竜は空を飛ぶ爬虫類であり、首長竜は海に生息する爬虫類であるとのことです。それらは、恐竜に近しいものの、恐竜ではないとのことです。
“子供のころ”と書きましたが、恐竜と爬虫類が違うと知ったのは、大人になって、長い時間が経ってからのことです。
生物は枝分かれしながら、進化してきたと聞きます。そのため学術的な生物の分類法は、段階的になっているようです。
恐竜と爬虫類も同じ祖先から分岐したと考えられています。そこで生物としての分類も、根元にちかい段階では、同じ分類に属するようです。
しかし段階が進むと、恐竜と爬虫類は別々に分類されるとのことです。
記憶だけで書きますので、勘違いや記録違いがあるかもしれませんが、以前「コモドドラゴンは恐竜の生き残りだ」とか「恐竜の子孫だ」など、恐竜と近しいという話を見たり聞いたりした覚えがあります。
しかしその後、コモドドラゴンは爬虫類であって恐竜の仲間ではないと、聞いたり読んだりした記憶があります。
恐竜と爬虫類の違いの一つは、脚の構造と、それによる歩き方だそうです。
コモドドラゴンやワニなどの爬虫類の脚は、人間でいう太ももの部分が体の横というか、外側を向いているそうです。それによって、伏せるような姿勢になっています。
ワニは腹を地面につけて、まさに這うように歩くようです。コモドドラゴンは、お腹を持ちあげて歩きますが、地面からそれほ高くはありません。
恐竜は、脚が体の下に伸びているそうです。そのため、お腹は地面より高い位置にあります。
また爬虫類は、つま先が外側を向いています。恐竜はつま先が前を向いています。
そのような違いにより、恐竜は歩幅が広く常に二足で歩行するもの少なくないようです。
爬虫類は状況によって二足で走るものもいると聞きますが、通常は四足歩行するものばかりのようです。
個人的な印象ですが、以前は「コモドドラゴン」と呼ばれていたもの、近年「コモドオオトカゲ」という呼び方が多くなっていると感じます。
情報技術の発展などから、爬虫類と恐竜の違いが知られるようになったからかもしれません。
そのように、爬虫類と恐竜が違う生き物として分類されていることを知ったのですが、その時点でも、翼竜や首長竜が恐竜の一種だと思っていたような気がします。
それがいつだったか、翼竜や首長竜は爬虫類であって恐竜ではないと耳にしたのです。
そのとき、恐竜の時代は爬虫類も大きかったのだなどという考えが頭に浮かびました。
同じ祖先から分岐したのですから、さほど不思議ではないのですが、それでも恐竜と爬虫類は別の生物なのに、どちらにも大きかったと思うと、なんとなく面白いと感じます。
ところで少し前に、“31億年前、巨人が地球を支配していた”というような見出しがついた記事をインターネットで読みました。
南アフリカ共和国で、大きな足跡の化石がみつかったそうです。その足跡の形が人間のものにそっくりで、その大きさから推定すると、身長は7.5メートルになるそうです。
そのサイトには、他にも巨大な人骨の化石が見つかった事例を取り上げていました。
そこでインターネットで検索してみました。二つのサイトを見たのですが、どちらにも南アフリカ共和国で見つかった足跡の化石に関する動画がありましたので、見てみました。
そして、一つのサイトには「少なくても二億年前」と書かれていますし、もうひとつは「2~30億年前」とあります。
またひとつのサイトには、大きな人間の大腿骨の化石の写真や、巨大な頭がい骨を発掘している様子を撮った写真が載っていました。
この二つのサイトと、上に書いた記事では、“ちょっと面白い話題を取り上げた”といった印象を受けました。
“信ぴょう性を論じるなど、野暮というもの”そんな雰囲気が滲んでいると感じます。
僕自身、恐竜が地球上を闊歩していた時代に、身長7.5メートルの巨人が生息していたとは、にわかに信じがたいものがあります。
ただ話題として興味がわきました。
世界には、巨人にまつわる神話や伝説などが、各地にあるそうです。
童話にも巨人が登場するものがあると思います。日本にも巨人にまつわる伝説や伝承があるといいます。
映画「もののけ姫」にはダイダラポッチが描かれています。僕は日本の巨人伝説について、何も知らないのですが、ダイダラポッチはその一つのようです。
また最近のマンガとアニメにも、巨人が進撃する作品が人気を博しているようです。
巨人とは、何かと人間の想像力を掻き立てるものなのかもしれません。
恐竜がいた時代、巨人な宇宙人がただ一人地球に漂着し、子孫を残すことなく滅んでいったのですが、あの足跡の化石はその唯一の痕跡なのかもしれません。