ここ数年、深海の生き物に関して見聞きする機械が増えたと感じます。
探索する技術が向上したことで、これまでに目にすることが出来なかった深海の生物を、映像で見られるようになったのだと思います。
それに、今まで知られていなかった生態が調べられるようになってきたのだと思います。
そうして深海の生き物の映像を目にし、その生態を耳にするようになると、興味を掻き立てられるものです。
今まで知らなかったことには関心が湧くものです。
しかも深海の生物は、まるでSF映画に登場するような外見をしているものが多いようです。
姿かたちが奇怪というか、変わっているというか、これまでに見たことがある海の生き物とは、大きく違っていると感じます。
それに引き付けられることがあります。
そして、その見た目にも関わっているのでが、生態や機能も“変わっている”と感じられることがあります。
敵に襲われると、大量の粘液を発する生き物がいるそうです。
その粘液が絡みつくと、えらをふさいでしまい、生きていられなくなるようです。それを待って、食べてしまうとのことです。
返り討ちというか、自分を食べようとして襲ってきた相手を食べてしまうようです。
それも粘液を発し、それで窒息死させるというのです。そのような方法で獲物を捕まえる生き物は、今までに聞いたことがないような気がします。面白いと感じます。
そのような生態が調査や研究によって、少しずつ解明されているのだと思います。
ただ深海の生物の機能や生態は、まだまだ分かっていないことも多いと聞きます。
人は未知の事物に引かれることがあると思います。そうして多くの人から関心を持たれることで、さらに調査や研究が進むような気がします。
映像や情報が発信され、それを目にする機会が増え、その反響があり、それによって調べられるようになり、発信されるようになると思います。
そしてまた新種の深海生物が見つかったり、変わった生態が解明されたりするのだろうと思います。
深海は、今まで人間にとって未知の場所だったと思います。それだけに、人間の知らない生き物が、まだ非常に多く生息していると考えられるようです。
人々の関心を引き、調査が活発に行われるようになると、これからも多くの新種が見つかるのではないかと思います。
そんな深海の生物のなかには数億年前から、生息していた種がいるそうです。
恐竜がいた時代から現在まで、種が滅びることなく子孫を残し続けてきたのだろうと思います。
それは、深海は環境があまり変わらなかったことが一因だと聞きます。巨大隕石によって地球が寒冷化したことは、恐竜が絶滅した大きな原因だといわれています。
またそれ以外にも、数億年の間に地球の環境は様々な変化があったと思います。
深海はその影響を受ける度合いが小さくて済んだため、長い間、種をつなぎ続けている生物がいるようです。
その話を聞いて、ふと頭に浮かんだ生物がいます。ゴキブリです。
ゴキブリも恐竜の時代から生息していたと聞きます。
ただゴキブリは深海にいたわけではありません。恐竜と同じような環境の中で生きていたのだろうと思います。
地球は広いですので、巨大隕石が落ちた後も場所によって環境は違っていたと思います。
また同じ場所でも、恐竜が生きている空間と、ゴキブリが棲んでいる空間では、色々と違っていたと思います。
それにしても数億年という長い時間の中には、大きな環境変化があったと思います。
それでも種が続いているのですから、ゴキブリは強い生命力をもっているのだろうと思います。
ゴキブリに関する知識がないのですが、環境変化の影響をうけにくいのかもしれません。また、環境変化に耐えられるような構造をしているのかも知れませんし、環境の変化に対応する能力が高いのかも知れません。
深海の生物は環境の変化が少なかったため、非常に長い間、種が絶えなかったのに対して、ゴキブリは変わり続ける環境のなかで、生き続けてきたのだろうと思います。
そう考えると、ゴキブリを駆除することは大変だと感じます。
数か月前だったと思いますが、ゴキブリの味覚の好みが変わってきているという話題を目にしました。ここでも取り上げたような気がします。
今回は改めて調べませんので、記憶違いや勘違いがあるかもしれませんが、確かゴキブリを駆除する薬は、甘い味が付けられているということだったと思います。
その“罠”にかからないように、ゴキブリの味覚が変わってきていると書かれていた気がします。
甘さを感じなくなったのか、感じているものの、好まなくなったのか忘れてしまいましたが、とにかくゴキブリを駆除する“仕掛け”に、かからないようになっているようです。
ゴキブリは駆除することが難しい生物なのかもしれません。
そうなると、いずれ遺伝子を組み替えて、絶滅させようと考えられるかもしれません。