2015年5月14日木曜日

中学校給食の是非

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2015年5月 14日「中学校給食の是非」


概要
 昨年12月、新潟県三条市で学校給食に牛乳の提供を試験的に停止し、全国的に大きな話題になりました。4か月の試験期間が終わり、先月から学校給食に牛乳の提供が再開しています。ただ今回の牛乳提供再開もあくまで試験的であり、期間は9月までだそうです。それ以降のことは、6月に決定されるそうです。意向調査などは行わず、牛乳の提供を停止した時期と、再開した期間の食べ残しの量などから判断するそうです。
ところで現在小学校では、ほぼすべての学校で給食を実施しているそうです。中学校ではそれほど普及しておらず、自治体によって違っているそうです。中学校給食がないという自治体もあるようです。
給食に関する話になると、個人的な思い入れが強く反映していると感じることがあります。牛乳もそうですが、給食に対して好ましい感情を抱いている人は、懐かしい思い出話をすることが多いような印象を受けます。
それに対して『学校給食に反対』という人の主張は、強くなる傾向があると感じます。そこにはトラウマがあると感じることがあります。
給食は残すことが許されず、嫌いなものでも無理して食べなければならず、時に昼休みも一人居残りをさせられて給食を食べていた、そんな経験がある人もいるようです。
それは精神的に大きな苦痛だったと思います。後に一種のトラウマになり、『給食不用論』を強く訴える理由の一つになっているような気がします。
学校給食も教育の一環だと考えると、そんなトラウマを植え付けてしまうやり方は逆効果であり、教育としては芳しいやり方ではないような気がします。
ただ、教育という面でも、女性の社会活動という点に置いても、学校給食は自治体の財政を使う優先順位として、決して低くはないと思います。