2015年5月15日金曜日

部活動強制の是非

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2015年5月 15日「部活動強制の是非」

概要
学校給食の是非を論じると、誰もが自分の経験を基にした主張をしていると感じます。偏食がなく毎日給食を楽しみにしていた人は、大人になっても学校給食に肯定的な意見を持っている場合が多いと思います。
偏食が多かったり食が細かったりした人は、給食を全部食べるまで席を立つことを許されず、昼休みに一人居残りさせられた、という人もいると聞きます。
 それはとても大きな精神的苦痛で、トラウマになっている人もいると感じます。トラウマを植え付けることは、“食”に関する教育としては、失敗だと感じます。
『昼休みに居残りさせられたおかげで偏食が直った』という話を聞いたことはないのですが、『給食はまるで地獄だった』という声は時々耳にします。
ところで中高校の部活動は、強制している学校もあれば、自由参加という学校もあると聞きます。そこで部活動を強制することの是非について論じると、やはり皆が自分の経験を基にした主張を展開していると思います。
ただ何事も、経験は当人だけのものであり、その経験を基にした意見や主張も、その人だけのものだと思います。
そうなると、部活が強制であることの是非も、人それぞれということになると思います。一概に言えることではなく、解答もないと思います。

個人的に部活は強制でいいと思います。ただ名目上は“強制”でも、実態は緩やかであってほしいと思います。あまり活動してない実質的な“帰宅部”や、“幽霊部員”を黙認している部など、強制的部活動に馴染めない生徒や、入部してみたものの部や競技や顧問や先輩と合わなかった生徒を受け入れる場がある、そんな“緩やかな強制”に、好感を持っています。実際にそんな学校もあると思います。