2015年5月26日火曜日

法に感情

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2015年5月 26日「法に感情」

概要
 生真面目で責任感が強い、それは日本の国民性だと感じます。責任を負うと、しっかりと果たさなければならないという義務感を抱き、生真面目さゆえそれが心理的負担になるため、端から責任を負うことを避ける傾向が日本人には見られると思います。日本人は、決定する権限を有することを避ける心理的傾向が強いと感じます。
 また日本人によく見られる心理的傾向として、主体性に乏しいことが挙げられます。
国によっては『他人に決められるよりも、自分で決めたほうがいい』そういう国民性が強いところもあると思います。市民活動などによって、『自分たちで決める権利』を得たということもあると思います。
 日本でもそのようなことが全くないとは思いませんが、あまり多くないと感じます。むしろ『賢い人が決めてくれ』そういう意識が強い国民性だという印象があります。ただ、だからといって黙って従うわけではなく、“決まったこと”に対して、人それぞれの意見を抱いていると感じます。その意見が批判的である場合、“決めた人”に対する批判になりやすいと感じます。
 日本人は“決定を下す立場になる”それを回避する意識が働きやすいと感じます。
 ただもしその立場になったら、しっかりと責任を果たそうとすることも、日本人の国民性だと感じます。決定を下すため、とても生真面目に取り組む心理的な傾向があると感じます。
 そんな日本人には、裁判員制度は向いていないのかもしれません。国民の大多数が制度に反対するのなら、廃止してもいいと思います。

ただ個人的な考えでは、現行の裁判員制度は、ほぼこのままでいいと思っています。その理由をあげると