2015年5月28日木曜日

議論から逃げる技術

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2015年5月 28日「議論から逃げる技術」

概要
政治家が論点をずらすことは、今も昔もよくあることだと思います。政治家の常とう手段だという気がします。テレビ番組などに出演したとき、批判的な意見を受けた時や、答えに窮する質問をされた時に、論点をずらして答えることは頻繁にあるように感じます。テレビ番組は時間の制約があり、論点をずらしていたとしても、それを追及している時間をとれない場合もある。
そして政治家は、議会での質疑に対して論点をずらして答えることがあると思います。それは議会における技術の一つだと思います。
論点をずらしていることを指摘して再び質しても、それに対しても意図的に論点をずらして返答することも多いと思います。そのようなことが、何度も繰り返されると、結局、重要な点を質すことが出来ないまま、議論は終了することがあります。
 そして「議論が噛み合わないまま、質疑が終了した」ということになると思います。
その場合、論旨に沿った議論をすることから“逃げきった”のだと思います。
何事も逃げる場合、逃げる理由があるものだと思います。議論から逃げる場合、正面から堂々と論じあったのでは、不利になる場合などです。
利害関係や人間関係が関わっており、論理的に無理がある場合、反対意見に対して論理的に反論できないことがあると思います。そのような時は、論点をずらして逃げることがあるように見られます。
また多くの人から反撥されることが予見される時も、議論から逃げることがあると思います。

そうなると追及する側は、“逃がさない議論の技術”が必要だと思います。ただ“恰好を付けよう”とするだけだと、わかりきった結末になるだけだと思います。