2015年5月24日日曜日

国際秩序を構築する必要性を認識しなければならない段階

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2015年5月 24日「国際秩序を構築する必要性を認識しなければならない段階」


概要
どんな会議でも決裂する可能性があると思います。もしその可能性がないのならば、それは会議として健全ではないといえるかもしれません。そうはいうものの決裂するばかりでは、会議が問題を解決する手段にならないと思います。
 人間社会には、様々な対立があり、時にそれが大きな問題になると思います。問題を解決する手段として、会議が使われることがあると思います。その会議が決裂するということは、問題を解決する手段にはならなかったということになると思います。
ウクライナや中東情勢を見ても、現在の国連は国際問題を解決する場として機能しなくなっていると感じます。そう考えると、国際的な秩序つくりと、それを運用する仕組みが必要だと思います。国家間の利害を超えた機関が必要だということです。
すべての国から完全に独立した機関ということになりますが、それを作ることは極めて難しいと思います。
宗教、人種、政治体制、それらを超えて国際的な秩序をつくるには、人間としての普遍的な価値観に基づかなければならない、そういえるかもしれません。しかしそもそもそれらは、宗教観や政治体制によって違っているものだと思います。
それにもし国家から独立した国際機関が出来たとしたら、それはそれで懸念もあると思います。権力が集中するおそれがあることはその一つだと思います。
しかし現在は、国際的秩序が必要だという認識すら持たれていないと感じます。今は、それを広げていく段階だという気がします。
道はながく険しいと感じます。はやく出立しなければならないと思います。