2015年8月14日金曜日

本気の取り組み

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2015年8月 14日「本気の取り組み」


概要
『原発を一定数維持していく必要がある』。その根拠は『電力の安定した供給』『地球温暖化対策』『原発は輸出産業である』『電気料金を抑えることが出来る』『原子力関連の技術力を維持する必要がある』『核兵器に繋がる技術力を有していると他国に示すことが、安全保障上の観点からも必要である』などです。
ところで、何事も本気で取り掛からなければ、新しいことを開発することは出来ないと思います。国も電力会社も企業も、原発を推進しているのですから、原発の代替エネルギーの開発に力を注ぐことはないだろうと思います。電力会社による再生可能エネルギーの研究や開発は、『やってます』ということを国民にアピールすることが最大の目的だと感じます。そして代替エネルギーの開発が進まないことは、原発から脱却できない要因の一つとなっていると思います。
ただそれは日本に限ったことではなく、世界的な傾向に見えます。原発に対する危険性や、廃棄物の処理などの問題があることは、世界中で認識されていると思います。しかし多くの国では、利益を重視し、原発を推進していると感じます。 
しかしそれならば、原発に代わり得る『電力供給システム』が開発されれば、世界的に需要があるといえるような気がします。
ただし膨大な金が掛ると思います。電力の場合、それを負担するのは、国民ということになると思います。
原発には反対でも、代替エネルギー開発費用のため電気代が跳ね上がると、企業の利益が減ったり、国内の個人消費が冷え込んだりする可能性があると思います。
原発には反対だが、あまり電気代が高くなるのは嫌だし、景気が悪くなっては困るという人も少なくないと思います。
 こうして考えると、一定数の原発を維持しつつ、代替電力供給システムの開発に力を注ぐ、そのバランスを常に取り続けていくことが必要だと思います。
『ベースロード電源』とは、根本的に違う考え方が必要だと思います。