2015年8月7日金曜日

自己中心、極端で利己的な考え

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2015年8月 7日「自己中心、極端で利己的な考え」


概要
『だって戦争に行きたくないじゃん』という言葉には、『自衛隊員を含むすべての国民みんなが、戦争には行きたくないでしょ』という意味合いにも取れますし、『僕は“兵士”ではないのに、戦争に行かされるのは嫌だ』という解釈もできると思います。
『戦争に行きたくないのに、戦争に行かされる』となると、それは徴兵制だと思います。
 そうなると、国会議員が短文投稿サイトで書き込んだ文章は、『徴兵制に反対すること、徴兵を拒否すること、それは自己中心的であり、極端な利己主義だ』と、主張しているのだと、受け取られると思います。
この国会議員はブログで、『デモで反対している人たちは、徴兵制になるという極端で誤った情報に扇動されている』という趣旨のことを書いています。個人的な考えになりますが、確かに今回の安保法制と徴兵制を関連付けるのは、飛躍しすぎていると思います。しかし未来永劫、日本が徴兵制をとることが全体に100%あり得ないかというと、断言出来ないと思います。少子高齢化と人口減少がこれからも進むと思われますし、国際社会から争いがなくなることはないと思います。
ただ国会議員の短文投稿サイトの書き込みの問題点は、今回の安保法制が徴兵制に繋がることはないとしても、それ以前に『戦争に行きたくないのに、戦争に行かされるのは嫌だ』という考え方に対して『自己中心的で極端な利己主義だ』と批判していることだと思います。そう受け取られる文章だと思います。
だから多くの人が、反感を抱いたのだと思います。尤もだと思います。ただその反感が反対意見を主導したため、論点を拡大して批判が大きくなり、罵倒や誹謗が大量に寄せられたのだろうと感じます。