2015年8月22日土曜日

株価の呪縛

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2015年8月 22日「株価の呪縛」


概要
『株価に一喜一憂するべきだはない』とか『今や株価と実体経済はかけ離れている』
いくら頭でそう考えていても、株価を重く受け止める心理を抑えられない人が多いように見えます。
しかも最近では、その心理を抑えようと考える人が減っていると感じます。頭でも『株価こそ経済だ』と考えている人が増えているような気がするのです。
確かに、今の経済において株価は非常に重要になっていると思います。しかし近年、人々の意識があまりにも金融経済に向かい過ぎていると感じます。
とりわけ株価は、『株価は即ち経済だ』と感じたり、考えたりしている人も少なくないような印象があります。
それが金融経済と実体経済をさらに引き離していくように感じます。
 そして世界の経済が『株価至上主義経済』という様相になっているのだと思います。
それと株価は、落ち込む可能性が常にあるものだと思います。
 もし今、株価が大きく落ち込むと、日本経済にはとても厳しいことだと思います。
 日本経済は、株価に頼っているように見えるからです。
それはそのような政策をしてきたからだと思います。
株価が上がれば有頂天になり、実体経済に対する取り組みに身が入らず、株価が下がれば不安になり、株価に神経をとがらせるため、実体経済に対する取り組みがおろそかになっているように見られます。
日本国内に実体経済をしっかりさせることこそ、経済の骨を太く丈夫にすることだと思います。
国内における需要と供給の循環を安定したものにすることが重要だと思います。
しかしその手立てがなかなか見つからないのだと思います。
『株価の急落は、すなわちアベノミクスの失敗である』そんな懸念が常にあると思います。